注文住宅でおうちを建てるにあたって、いちばん楽しいのは「間取り決め」ではないでしょうか。
一方で、間取りを決めるのはいちばん難しいところ。平面図で見ていても実感がわかないところもあって、間取りは何よりも一番悩んでしまう部分でもあります。
ああしたい、こうしたい。でも予算がない、スペースが足りない。
限られた予算と、限られた敷地と条件の中で間取りを作っていかなければいけないので、他の人の間取りは参考になるような、ならないような…。
とは言え、わたしも間取りを考える上で、インターネットで「家事ラク 間取り」なんて検索をかけて調べまくったので、うちの間取りを参考程度に載せておきます。
わが家のざっくりとした間取り情報
- パナソニック ホームズ(カサートS)
- 延べ床面積は約40坪、総2階
- 南玄関
- 2階リビング
- ベランダ(バルコニー)なし
- 水回りはすべて2階に集約
- 独立和室あり
- 子ども部屋は将来仕切れるように設定
- トイレ・洗面台は1階・2階どちらにも配置
- 冷暖房は全館空調「エアロハス」を導入
一般的なおうちと違って、2階リビングにしたのが最大のこだわりです。
動画での紹介はこちら
40坪総2階建・2階リビングの間取り図
1階の間取り図
赤いところが収納、青いところが水まわりです。
2階リビングなので、1階は寝室・子ども部屋・客用の和室が配置されています。
2階の間取り図
メインの生活フロアは2階です。ぐるっと行き止まりがないような「回遊動線」間取りに設計してもらいました。
2階リビングにしたことで、生活動線がかなり良くなったのがお気に入りポイントです。
なお、2階にバルコニー(ベランダ)はありません。(→ベランダをなくした理由はこちら)
1階の実例写真〜独立和室・寝室・子ども部屋
うちは2階がリビングになるので、1階は「和室」「夫婦の寝室」「子ども部屋」という配置になります。
玄関
- 南の中心に玄関を配置(駐車場は南側になります)
- 変形の小上がり
- 大容量の収納(ベリティス玄関収納+シューズクローゼット)
子どもと靴を履くのに、3人ぐらい並んで座れるように、小上がりの取り方が工夫されています。
ベリティスのコの字型収納(入って左側)に主に靴を収納しています。
▼玄関ドアはボタン開閉のスマートキーです
独立した和室
- 玄関を入ってすぐ入口
- 収納はふとんがしまえる奥行きに
- 収納は階段下を利用
- 畳は「1畳だたみ」の和紙畳を採用
うちの和室のポイントは、お客様がほぼおうちに踏み入れることなく、導線が完結するところ。
和室は最初4畳半の予定でしたが、収納スペースを階段下に持っていくことで2畳広げることができました。
両親や友人が泊まる場合にも、和室を利用しています。
子ども部屋
- ドアを2つ
- 間仕切りなしの大空間
- 同じ大きさのクローゼットを2つ
- 北側に配置
子ども部屋は大部屋でとっておき、将来壁で仕切れるようにしてあります。
不平等にならないよう、北側に子ども部屋をとりました。
▼子供部屋はすぐに使うスペースではないので、とても悩みました。考えたことについては、こちらの記事に詳しくまとめてあるのでご参考にどうぞ。
1階の水回り(洗面台・トイレ)
トイレは、まぁ必要かなと。2階リビングなので、1階のトイレはサブトイレになります。
でも、洗面台の設置は悩みました。
トイレの手洗いであれば、トイレ内に小さい手洗い場をつければOKでした。
が、子どもが帰ってきて手を洗ったり、靴を洗ったり、夜中喉が乾いて水を飲んだり、子どもが大きくなって洗面台が混み合ったりすることを考えて、洗面台は1階にも配置しておこうということに。
実際に住んでみて、家族が5人に増え、トイレ2つなかったらやばかったと思います…。2つ作って正解でした!
ここの洗面台は、いちばん安かった「パナソニックMライン」を採用しています。
▼注文住宅でトイレはいくつ必要か悩んだら、こちらの記事も参考にどうぞ。
階段は折り返し階段を採用〜毎日の上り下りの負担を最小限に
1階と2階をつなぐ階段の形状は、折り返し階段になっています。
踊り場の踏み板を2分割にして四角くすることで、とても安全な形状に仕上がりました。
2階の実例写真〜大空間のLDKと水回り、ファミリークローゼットで家事ラク導線を意識
リビング階の天井高は2500あるので、かなり広く感じますよ。
リビング・ダイニング
家族が集まるリビング・ダイニングは、約24畳という大空間をとりました。
開放感を意識して、リビングの天井は勾配(こうばい)天井にして、天井高を上げています。
天井からつり下げ式のハンモックがつけられるように施工してもらいました。
▼リビングのテレビは60型、壁掛けテレビにしました
生活感を隠すために、リビングとダイニングの境目に「パーテーションスクリーン3連」を入れてあります。
普段は解放したまま使い、生活感を隠したいときはパーテーションスクリーンを閉めてしまえば、リビングからキッチンとダイニングが見えなくなります。
キッチン周辺
キッチンは、パナソニックのシステムキッチン「ラクシーナ」を採用。
ペニンシュラ型のキッチンで、コンロ側に1枚の壁があります。キッチンの周りはぐるっと1周できるようになっており、冷蔵庫はいちばん奥。
フロート型のキッチンなので、カウンター側に立ちやすいのも特徴です。
キッチンの背面には、900幅のカップボードを3つ配置。
カウンターになっており、吊り戸棚はつけていません。
ハイカウンターなので引き出しは4段、収納力抜群です。
キッチン横には、ダイニングテーブルを配置しています。
キッチン前のカウンタースペース
キッチンの前には、2人座れるぐらいの幅で造り付けのカウンターを設けました。
こちらは、子どものリビング学習用に利用する予定でしたが…。
実際子供が小学生になってみたら、ほぼダイニングテーブルで宿題やってます…
…ということで、現在、私のパソコン作業用のデスクになっています。
家事スペース
約2畳の家事スペースは、私(在宅ワーカーの妻)の仕事部屋です。
キッチン側からと、WIC側に入口があります。
机と椅子を設置し、プリンターや確定申告関連の書類や、資料の保管のスペースとして使用します。
普通のおうちなら、この家事スペースはパントリーか、室内干しスペースにすると導線がいいですね。
ファミリークローゼット
今回いちばん私がこだわっていた部分です。
洗濯をした後に洋服を収納するのって意外と手間なので、ウォークスルークローゼットに季節のお洋服類をすべて入れたいという希望がありました。
また、パジャマなどの一時保管場所、カバン置き場としても利用しています。
ハンガーパイプが通してあり、下には収納ケースを入れて使っています。
ちなみに洗濯干しは、以下の順番で乾かしています。
脱衣室・洗面台
普通なら「洗面脱衣室」になりますが、わが家は洗面台をトイレ横に独立させました。
理由は、お年頃になった娘たちとパパが、遠慮なくお風呂と洗面台が使えるようにするためです。
また、脱衣室とWICの間には扉を作りましたので、ここも気兼ねなく使えるようになっています。
洗面台はトイレの横に
お風呂
お風呂はパナソニック製「オフローラ」です。
標準仕様のお風呂ですが、酸素美泡湯をつけたことだけはこだわりですね。
毎日、入浴剤を入れたような白濁したミクロの泡のお風呂に入れて幸せです。
▼お風呂収納は、マグネットで後付けがおすすめです。
間取りは「土地の形状」「立地」「暮らしのイメージ」で正解が変わる
間取りについてどのように考えていったかというと、契約前段階での営業マンからの提案がベースです。
素人がイチから間取りを考えようとしても無理があります。
必ず、1人ではなく、複数のメーカーや工務店に間取り請求をすべきです。
間取りもたくさん比較して初めて、自分たちの暮らしに最適なものが見えてきます。
我が家は土地が先に決まっていたので、実際に複数のハウスメーカーや工務店に、間取り作成の依頼をしました。
出てきた間取りは、(当たり前ではありますが)全部違って、それぞれにメリット・デメリットがありました。
結局、パナソニックホームズの営業マンからの提案が、いちばん生活動線がよく、暮らしのイメージがしやすかったのもパナソニックホームズにした理由の1つです。
複数の間取りを見たからこそ、現在のおうちがとても気に入っています。
ぜひ、無料の間取り作成プランもうまく活用して、がっつり比較して理想の間取りを考えてみてくださいね。
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