わが家は対面型のキッチンを設置しています。(冒頭の写真は実際の我が家です)
キッチン選びの際に、ずーっと悩んでいたこと。それは、
天板がフルフラットのタイプにしようか…
それとも、手元が見えない立ち上がりの壁があるタイプにしようか…
賃貸で使っていたキッチンは、対面式の立ち上がりカウンター付きキッチンでした。
そして新築住宅を建てる際に憧れだったのが、フルフラット型の対面キッチンです。
わが家は結果的にフルフラット型のパナソニックキッチン「ラクシーナ」を選んだわけですが、決定するまではかなり悩みました。
こんなことが心配だった
- フルフラットだと、手元が丸見えに…?
- ついついカウンターの上にモノを放置してしまうので、キレイに保てるか…
- 油はね、水はねが対面の向こう側まで行ってしまいそう…
- 値段重視で考えると、立ち上がりの方が安く済む
- コンセントや、調味料収納のニッチなど立ち上がりの方が融通がききそう
- 見た目以外で、そもそもフルフラットにする必要ある?
…と悩んだ末、1度キッチンのプランを立ち上がりカウンター付きにしてもらったりと、かなり迷いました。
こんなに悩んだのは、どうしても、フルフラットキッチンをおしゃれにキレイに使いこなす自信がなかったからです。
でも実際に住んでみたら、フルフラットのキッチンを選んでまったく後悔はありません。
むしろフルフラットにしなかったら、未練が残って後悔したと思います。
むしろ賃貸時代のように、ごちゃごちゃとモノを置くことがなくなり、すっきりとした掃除のしやすいキッチンが実現したので満足しています。(もちろん散らかっている時もありますが。)
この記事では、フルフラットキッチンを採用しようか迷っている方へ、実際の我が家の様子と注意すべきポイントをまとめます。
見積もりの「立ち上がり付きキッチン」と、「フルフラットキッチン」の価格差は?収納も増えるし「アリ」と感じた
フルフラットキッチンにするとプラス20万円だった(2018年当時)
わが家はパナソニック ホームズでおうちを建てたので、パナソニックキッチンがいくらかリーズナブルに入れられるというメリットがありました。
キッチンのお値段は、メーカーや施工会社の掛け率(値引率)によって大きく変わりますが、ウチはフルフラットにすると20万円増額とのことでした。
フルフラットのキッチンの場合、シンクの奥20cmほど天板が増えるので、人造大理石の面積分の費用増加が大きく、価格が高くなってしまうとのこと。
逆に、立ち上がりありのキッチンの場合は、キッチン天板の面積が小さいので安くなるそう。
ですので、お値段重視でキッチンを選ぶなら立ち上がりありがおすすめです。
前側に収納が増やせるメリットもあり
ちなみに、パナソニックキッチン「ラクシーナ」の場合は、フルフラットキッチンにしたときに前側に収納を増やすことができます。
立ち上がりありのキッチンでも、対面の向こう側を収納にすることはできますが、飾り程度になってしまうのがデメリット。
ダイニングテーブルの置き場所にもよりますが、わが家の場合は、フルフラットの収納の方が使いやすそうと感じました。
フルフラットタイプでも、収納なしのカウンタータイプを選択することができます。省スペースで、価格を抑えたい方にはおすすめですよ。
フルフラットにすると、水栓(蛇口)が丸見えなので気をつけよう
私はフルフラットキッチンに決めるにあたって、蛇口を標準からグースネックタイプに変更しました。
リビングから蛇口が丸見えになるので、デザイン性にこだわった方が満足度が上がります。
私の場合、特に自動水栓の必要性は感じなかったので採用しませんでしたが、デザイン的に見るとスタイリッシュなのでおすすめですね。
フルフラットの場合の水はね、油はねはどう?…防ぎようがないので、キッチンマットで対応すれば◎
手前側の水はね・油はねはみんな同じ
フルフラット型の対面キッチンのいちばんのデメリットは、水はねや油はねを防げないことです。
特に無垢材の床を使用していると、シミになってしまうので注意が必要です。
対策としては、油や水がはねたらすぐに拭き取るか、キッチンマットを使用するようになります。
個人的には、布製のキッチンマットは好きではないので、透明のシート状のキッチンマットを使って防いでいます。
▼こちらのキッチンマットを使用しています
コンロの油はねは横壁とクックスクリーンで解決
IHコンロ前にはクックスクリーンをつけました。
使ってみると、意外と油はねは気になりません。
▼こちらの油はねガードを使っています
ラクシーナなら手元用のクッキングコンセントが標準装備なので、立ち上がりの壁がなくてもコンセントの心配がない
よく、立ち上がりの壁の部分にコンセントを設置する方も多いと思います。
フルフラットキッチンだと、コンセントの設置場所に悩むこともありますよね。
この点は、パナソニックキッチン「ラクシーナ」の場合だと、手元にクッキングコンセントを配置できるので、フルフラットのキッチンでも特に困ることはありません。
使わないときはコンセントを収納しておけるので、漏電などの心配もありません。
キッチンの立ち上がりがあると、油断してモノを置きたくなるので拭き掃除が大変に…フルフラットなら拭き掃除がしやすい
置かないことを意識すると拭き掃除はラクになる
立ち上がりのあるキッチンを使っていた賃貸では、
- シンクの周りには、洗剤やハンドソープなど
- 作業台の周辺には、包丁やオタマなどのカトラリー入れ
- コンロの周辺には、調味料類
などを、無造作に置きがちでした。
置いてしまったものなら、基本どかしません。ということで、拭き掃除がおっくうだし、やりづらいんですよね。
その点、フルフラットでモノを置かないという強い意志で使えば、サーっと簡単に拭き掃除ができます。
水切りラックはどうしているの?
食洗機をつけたとしても、ある程度の手洗いはありますよね。
我が家では、IKEAの水切りマットを使用して、水切りかごの代わりとしています。
使わないときは、フックに引っ掛けてしまっておけるので場所をとりません。
調味料はどこに置いているの?
- カップボード収納→スープの素など
- IH下の大きい引き出し→油・酒・みりん・塩・砂糖など
- 冷蔵庫→酢など
↑これらの扉が閉まる場所に収納するようにしています。
常時、出ていなければならない調味料はないのでOKです。
ハンドソープやスポンジ類はどうしているの?
洗剤、ハンドソープ、スポンジ等は、ラクシーナに付属してきたラックに入れています。
水筒用のスポンジを置く場所が悩みでしたが、山崎実業のスポンジラックが便利でした。
ラックは取ってしまっている人も多いですが、スラくるネットとの相性が抜群なので、私は好んで愛用しています。
営業マンの何気ないひとこと。「フルフラットキッチンの方が綺麗にされてる方、多いですよ。」…で、立ち上がりナシに決心した
立ち上がりの対面キッチンをやっぱりやめて、フルフラットキッチンに決めたいちばんの理由は営業マンが何気なく言ったひとことです。
フルフラットキッチンを使われている方のほうが、キレイにされてる方多いですよ。
お掃除もしやすいですし、常に見られてる感がありますので。
営業マンは、アフターなどの際に、すでに入居されているおうちに出入りすることも多いのでしょう。実際に生活しているところも、何軒も見ているはずです。
やばい、それ私のことだわ…。
って感じですよ、ほんとうに。
キッチンに立ち上がりの壁があることで、ゼッタイに120%油断します。(そう、わたしのこと)
対面キッチンに立ち上がりの壁があると…
- 見えないし、いろいろ置いたままでOK!
- いろいろ置いてあると、どかして拭き掃除めんどうだし
- そのまま水回りやコンロを使うと、はねて置いてあるものも汚くなるし
- いろいろ置いてあると、作業スペースも減るよね。そして、使いづらい…
もうこれは自分自身に「キレイに保てよ!」とストッパーをかける必要があると感じました。
「手元が丸見えになる」と言っても、基本見るのは家族だけ。来客がある方がまれ
よく、フルフラットキッチンのデメリットとして話題にのぼる「手元丸見え問題」。
これはあまり気にしていなくて、なぜならリビング・ダイニングに人が来ることをほぼ想定していないからです。
お客さんは基本、玄関を入ってすぐの独立和室に通して完結してしまいます。
友人などをリビングに通す際は、リビングとダイニングの間に仕切り(パーテーションスクリーン)を設けてあるので、気になりません。
キッチンを隠した様子
そもそも見られてまずいことは何もないので大丈夫です。
子どもが大きくなって、キッチンを囲んで一緒にお料理ができるようになればいいなと思う
やるかやらないかは別ですが…
フルフラット型の対面キッチンだと、キッチンの周りに人が多く立てます。
逆に立ち上がりのキッチンだと、カウンターの向こう側にいる人は、見ているだけになりがち。
うちは子どもが2人いるので、「お手伝いしたい!」とキッチンに来てもらっても、横並びだと誰かはみ出してしまいます。
フルフラットのキッチンなら、対面側にいる人も作業ができるし、広く使うことができるのでストレスも軽減されます。
子どもにはどんどんお手伝いをしてほしいし、家族でキッチンを囲めるフルフラットは理想の生活スタイルにも合っていると感じました。
スペースや予算の問題もあると思いますが、フラットか、立ち上がりか悩んだら参考にしてみてくださいね。
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