わが家はパナソニック ホームズで注文住宅を建てました。
都会の狭小地でもないのに、2階リビングの間取り設計で計画し、現在快適に暮らしています。
朝日が入る東側には巨大な家がすでに建っているので、1階リビングにすると午前中はずっと影になってしまいます。
実際に住んでみたら、1階の南東側に配置した寝室は、朝からとても暗いです。(寝室としては最高の場所でした。)
- 南の間口が狭い
- けど、和室も欲しい
- 1階の日当たりが心配
こんな土地条件のもと、「2階リビング案」で計画しましたが…
- わが家のような、日当たり対策
- 都会で3階以上の建物を建築する場合
- 2世帯住宅の場合(1階に親世帯、2階に子世帯)
- 事務所兼自宅などで、2階に生活空間を作る場合
やむを得ず2階リビングにする場合もあるかもしれませんが、良い面もあれば悪い面をおさえておきたいですよね。
- 2階リビングは日当たりや家事動線は抜群に良い(メリット)
- 2階リビングだと老後や怪我で階段の上り下りに支障出た時に困る(デメリット)
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2階リビングを検討する前に! 老後や防犯面などの2階リビングのデメリットを考えておこう
インスタでも、「2階リビングは便利だ!」という方から、これから計画される方が不安に感じていることまで、様々な意見が寄せられました。
わが家が実際に2階リビングを計画し、住んでみて感じたデメリットについてまとめていきます。
老後や怪我のときに階段が上れるか不安→階段の形状を工夫
階段を上らないと、リビングにたどり着けないということは、階段が上れなくなったら致命的です。
これについては、はってでも登れるような、緩やかな階段を設置することで落ち着きました。
すでに両家の両親は60代〜70代ですが、全員口をそろえて「登りやすい階段で良い!」と太鼓判をいただいています。
そもそも寝たきりになってしまった場合は、1階リビングであっても生活がままならないはずなので、歩ける限りは階段を登る方針です。w
ちなみにうちの場合、もし高齢化などでどうしても2階リビングがツラくなったら、子供部屋にでもリフォームしてかんたんなキッチンをつけようという話をしています。
ただ、いつ階段を上れなくなるかは実際にはわからず、それなら目先20年(子どもが成人するぐらいまで)の利便性を優先して、間取りを考えました。
▼上り下りしやすいように工夫した階段についてはこちら
寝室が1階だと、防犯の面で心配→平屋だって同じと考える
例えば泥棒が入ったとして、普通なら1階のリビングでめぼしいものを盗んで去っていくとしましょう。
これが1階寝室になると、びっくりして危害をくわえられる可能性がどうしても否定できません。
また、家族で2階にいるときに、知らない間に1階に泥棒に入られた…なんてことも絶対にないとは言えません。
ポイント
家に在宅していても、1階の戸締りは必須。大事なものをどこにしまうかも考え必要あり。
対策としては、
- シャッターを設置する
- セコムなどの防犯システムを契約する
などあります。が、わが家は特に何もしていません。
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ゴミ出し、買い物用品を運ぶ、BBQの準備がおっくう→日常のエクササイズと割り切る
2階リビングだと、とにかく外との動線が悪いです。
一戸建ての良さって、庭とおうちが近いことなのに、お庭との距離関係は賃貸の2階以上に住むのと変わりません。
だけど、玄関が1階にある分、戸建ては快適です。
賃貸の2階に住んでいた時は、外階段の上り下りが必要だったので天気が悪いと大変でした。
▼ゴミ出し動線についてはこんな感じです。
2階への家電や大型家具の搬入経路を考えておかないと後悔の原因に
2階で生活するとなると、リビングや水回りで使う大型の家具や家電もすべて2階に持ちあげる必要があります。
- 冷蔵庫
- ドラム式洗濯機
- 解体が難しいダイニングテーブル
- 洋服ダンス
↑これらのものを、2階リビングまで階段から持ちあげられるのであれば、なんら心配はいりません。
万が一、階段が狭かったり、まわり階段や、らせん階段でうまく動線が確保できない場合は、クレーンで窓から搬入となります。
こうなると、家電の買い替えのタイミングで、約2〜3万円のクレーン費用がかかる可能性が出てきます。
玄関のチャイムが鳴ったら、階段の上り下りが必要に→2階から応答・施錠解錠できる工夫を
来客があっても、リビングから出てすぐには玄関がありません。その都度、1階に降りていく必要があります。
インターホンは、1階と2階の両方につけておいた方が無難ですね。
▼玄関ドアはタッチキーの電子錠が便利です。
一般的に2階リビングの場合は建築費用が増すのもデメリット! 予算と相談しながら考えよう
2階リビングで費用アップが予想される項目
- 水周りを2階に
- 階段をゆるやかに
- 天井を勾配天井に
- 1階2階それぞれに、トイレ・洗面・インターホンなどを設置
- 空調設備の充実
2階リビングにするには、1階リビングにするよりも建築費用が高くなることを忘れてはいけません。
▼実際の間取りはこちら
2階リビングにすることで実現した6つのメリット! デメリットと天秤にかけてみよう
- 日当たり不足の解消
- 家事動線の最適化
- 勾配天井による天井高の確保
- プライベート空間の充実
- 1階に和室などの客間を用意できる(お客さんを生活空間に通さなくて良い)
- 階段の上り下りが日課になるので、足腰が健康になる
↑こんなことが考えられます。
2階リビングだと、日当たり不足の心配が解消される
例えば東隣の建物が、自分たちが建てようとしているおうちの高さと同じぐらいだと想定します。
おうちを建てる位置が真横だとすると、朝日が1階に入るのはあきらめなければならないかもしれませんよね。
でも、リビングがもし2階ならどうでしょう?
確実に太陽の光が入りやすくなります。
太陽の光が入ることで、明るいだけではなく、冬暖かい家になります。(ただし、夏は暑い)
寒冷地で家を建てる場合は、日当たりはとっても大切な問題です。
ココに注意
でも、夏は高温になることも。空調設備は良く考えないといけませんね。
2階リビングだと、洗濯の家事動線の悩みが解消される
ワンフロアのアパートから、2階建ての一戸建てに引っ越すと絶対におっくうになるのが洗濯です。
でももし、2階リビングにして、お風呂などの水周りも2階に集中させたらどうでしょう?
2階の洗濯機で洗濯をし、そのままベランダで干せるようになります。
できれば2階にちょっとしたファミリークローゼットでも作れれば、下着やパジャマなどをしまう場所も2階になるのでラクですよね。
アパート暮らしのイメージはそのままに、快適な家事動線が想像できます。
ココに注意
寝室、子供部屋は1階のはずなので、洗濯をしまうときの動線まで良く考える必要があります。
また、2階に水周りを持ってくることは費用増加に繋がります。
▼我が家の洗濯動線はこんな感じです
2階リビングだと勾配天井が実現できる。吹き抜けをつけなくても開放感のある空間に
開放感のあるリビングが理想の方も多いですよね。
手っ取り早いのは、吹き抜けのあるリビングを作ること。
だけど、寒冷地に吹き抜けは不向きです。
なぜなら、冬の寒い日にせっかく暖めた空気が天井に逃げてしまいますし、暖房効率が悪くなってしまうから。
しかも吹き抜けを作る分、2階の床面積を減らすことになるので、間取りによっては難しいですよね。
吹き抜けのように開放感のある空間に近い働きをしてくれるのが、勾配天井(こうばいてんじょう)です。
勾配天井は、屋根のかたむきに合わせて天井を高くする方法で、屋根が隣接する階にしか使えません。
ココに注意
勾配天井は、構造計算の関係で費用が増す可能性があります。
2階リビングは、人目を気にする必要が格段に減る
普通1階リビングの場合、目の前が道や家だと、人目が気になりませんか?
私だって、人のおうちの前を歩いて通りがかるときに、ちらっと家の中に目を向けてしまうことが良くあります。
この点、2階リビングだとそれほど人目は気にならなりません。
ココに注意
ただし、窓が隣接している場合は注意が必要です。また庭を眺めたいという要望は残念ながら叶いません。
2階リビングだと、1階に独立した部屋が作れるので来客を生活空間に通さずに済む
1階リビングで悩んだのは、日当たりのこともありますが、和室の配置です。
東西に長い土地ならリビングと和室を南側に置いてもいいですが、うちみたいに南北に長いとそうは行きません。
それでものすごく部屋の配置を悩んだのですが、1階に和室、2階にリビングだとその悩みが解消されます。
また、お客さんが来たときは、1階の玄関横の和室に通してしまえばスマートです。
ココに注意
ただし、お茶を運ぶのが2階からとなると、少し不便です。
またトイレが2階にしかないのも不便なので、階ごと設置がオススメです。
運動不足の現代人だからこそ、毎日の生活で階段の上り下りをすることで健康に
1階に生活空間が集中していると、2階に上ることが少なくなってしまいますよね。
2階リビングにすると、1日に何度か階段の上り下りをするようになるので、自然と運動になります。
限られた土地条件のもとで、ぜひ満足のいく家に仕上げよう
おうちを建てるにあたって、一番ベストな選択肢は平屋だと思っています。
でも、実際には広大な土地と予算がないと厳しいですよね。だからこそ、2階建以上にする方の方が圧倒的多数なわけですが…
我が家の場合は、利便性の良い土地を選択しました。そこで日当たりの問題がありましたが、2階リビングにすることで無事に解決して、快適な暮らしを送ることができています。
ぜひ、いろいろな可能性を考えて、ベストな選択肢を選んでくださいね。
\後悔のない間取りを作るなら/
より多くの間取りの提案が必要
間取りの希望はたくさんあると思いますが、家づくり素人のあなたが自分で考えるのには限界があります。
要チェック
優秀な営業マン、設計士さんにめぐり合うことが成功の近道ですよ!→あなたの家族の希望にあった間取りを提案してくれるHMを探す>>
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