短期決戦(約1か月半)で15社ほどの住宅メーカー・工務店を「わぁーーー!」っと検討した末、ついにハウスメーカーを決めました。
Panasonic Homes(パナソニックホームズ)に!
私たち夫婦は最初、「木のぬくもりを感じる家、開放感がありつつも、暖かい家に住みたい」なんていう希望がありました。
そこから考えると、鉄骨のPanasonic Homes(旧パナホーム)は意外な選択でした。
↓契約する前に、地元の工務店を含めて複数のハウスメーカーを見てまわり、こんなことに悩みました。
- 木造 or 鉄骨
- 大手ハウスメーカー or 地元工務店
- ハイコスト or ローコスト
- 空調や換気システムはどれが最適なのか
- ランニングコストはどれほどか
- 間取りの自由さはどうか
- どんな住設(キッチン・お風呂)を入れるのか
- どんなおうちに住みたいのか
けっこう悩んだのは、木造か鉄骨か…それとローコストにするかどうかも迷ったところではありました。
他にもいいなと思っていた地元建築会社もあったんですが、間取りの提案がイマイチで諦めました。
そもそも、最初はパナソニック ホームズ(検討段階ではパナホーム)には、まったく興味がありませんでした。
際立ってブランド力があるって感じでもないし、鉄骨メーカーは他にもあるし…。
その割に購入金額は高いし、何がいいのかな?って、全然わからなかったのが本音です。
でも知れば知るほど、ランニングコストや災害のときのことなど、長年住むにあたって重要なポイントを抑えているハウスメーカーであることに気づきました。
HMを選んだポイント
- 災害に強い構造
- 外壁キラテックタイルの美しさ
- 全館空調に対応
- ネット銀行住宅ローンが使えた
- 省エネ設計でオール電化に有利
- 換気システムと調湿効果のある壁で快適な空間
- 蓄電池がリーズナブルだった
- 住設はパナソニック製がオトク
- 鉄骨でも内装は木造とほぼ同等
- 営業マンのレスポンスが抜群
ハウスメーカーや工務店を選ぶ決め手って、人それぞれですが、我が家は↑こんなことを考えてパナソニック ホームズを選びました。
悩んだかいがあり、できあがったパナソニック ホームズのおうちにはとっても満足しています。→住んでから感じた感想はこちら
▼住宅メーカーの比較検討に役立ちました!
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▼家づくりの資金計画や住宅ローンが不安な方はこちらの記事も参考にどうぞ
パナソニック ホームズの鉄骨軸組工法(カサートS)の『制震+耐震』の安心感〜災害に強い家だった
わが家が建てた「カサートS」は、軽量鉄骨軸組工法です。
軸組工法なので、大空間を実現できて、しかも耐震性は高い傾向にあります。
今、どこの住宅メーカーで建てても耐震等級3は当たり前ですが、やはりパナソニック ホームズは地震に強いのが特徴です。
「鉄骨VS木造」は賛否両論あるものの、そもそも鉄骨を建てられるメーカーは限られている(地元工務店は×、大手だとハイム・トヨタ・ダイワ・積水ハウス・ヘーベルあたりしかない)ので、この点でも安心感があります。
火災保険にも有利
地震保険はつけず、かなりリーズナブルなのに厚い保証がつけられました
パナホームの外壁『キラテックタイル』の美しさに惚れる〜外壁のメンテナンスコストが抜群に良い
住宅の外壁といえばいろいろあります。
- サイディング
- 塗り壁
- 無垢材貼り
- タイル貼り
「外壁の美しさ=家の外観の美しさ」だと思っています。
建てたときの美しさは当たり前のことですが、10年もすると黒ずんできたり、黄ばんできて色ムラができたり。塗り壁だと、ヒビが入ったり。
これ、パナソニックホームズの外壁だと、キラテックタイルが標準となります。
「え、本当にキレイなの?」と疑問に思ったので、ためしにパナホームの築10年のお宅の外壁を見に行ったら…。
だけど、そのおうちには「National」の室外機が置いてあったりして。このギャップがすごかったです。
一応、メーカーでは30年メンテナンスフリーということです。
10年であの様子を見ると、あながちウソではなさそうです。
最新の全館空調システム『エアロハス』を寒冷地だからこそ導入したい〜外観も内観もスッキリが◎
パナソニックホームズが気になっちゃった理由の1つが全館空調『エアロハス』です。
エアロハスは全館空調システムで、大きな1台のエアコンからダクトで各部屋に空気を送りこみ、部屋ごとの温度差をなくしてくれる働きをしてくれます。
全館空調は、他メーカーでも導入されていますが、パナソニック ホームズのエアロハスが優れている点は以下のとおり。
- 各部屋ごとで温度調節が可能
- 有料のメンテナンスは必要なし
- 音がわりと静か
- フィルターのお掃除は6ヶ月に1回でOK
- 夏冬でも安い電気代
- 室外機が1つで良いので外観がスッキリ
エアロハスは2階に設置するようになり、半畳ほど場所を取ります。
またエアロハス導入には、40坪弱の家で200万円程度かかるので、決して安い設備ではありません。
それでも、エアロハスは導入したいという夫婦での強い要望がありました。
エアロハスをもっと詳しく
SBI銀行の住宅ローンが『提携扱い』で使える。貸し出し金利が低く、手続きもラク
おうちを建てる際に避けては通れない「住宅ローン」ですが、パナソニックホームズでは提携ローンとして住信SBIネット銀行が使えます。
借入金利も、銀行業界では最安なところに加えて、パナソニックホームズ特典の金利優遇まであります。
ココに注意
ただしネット銀行の住宅ローンの借入の審査は厳しめです。
書類だけで審査するので、過去の金融情報に傷がついていたり、自己資金が少なかったり、土地にちょっと難点があったりすると借りられない可能性も高いです。
審査さえ通れば、かなりの好条件で住宅ローンを借りることができました。(→我が家の住宅ローンの条件などはこちらの記事でどうぞ)
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パナホームはオール電化によるZEH(ゼッチ )申請にかなり有利
ここ数年、「ZEH(ゼッチ)」という制度があり、条件を満たせば補助金がもらえる制度があります。
カンタンに言えば、↓こんな条件です。
年間のエネルギー収支がゼロ(光熱費ゼロ)の住宅であること
他メーカーだと、ガス暖房の併用提案や、大量のソーラー設置が必須だったり、『ゼッチは通るかわからないので、やめておきましょう』と言われることが多いです。
パナホームの場合は、全館空調エアロハスを入れた状態でもゼッチ申請の条件は満たしています。
ちなみにソーラーの量は、6.5Kw(パナソニック製)です。
パネルの容量=発電量ではないので注意しましょう。
我が家のソーラーの設置コストが200万円程度、2018年のゼッチ補助金が70万円なので、まぁまぁオトクな選択だったと思っています。
▼実際の電気代をまとめています
パナソニックホームズの『第1種換気システム』は電気代が安く、熱交換の効率も良い
パナソニック ホームズのおうちの換気システムは「第2種換気(自然に地熱を取り込み機械で排出する:屋根に煙突のある呼吸の道タワー)」と思われがちですが、現在のカサートSは第1種換気です。
(カサートCでは、第1種換気と第2種換気を選べる…かもしれません)
気密性の高い現代住宅では換気システムは必須で、ほとんどの住宅メーカーや工務店が第1種換気(機械交換)を使用しています。
そこで気になったのは電気代。
↑ココ重要!
対してパナソニックホームズの第1種換気システムの電気代は年間で200〜300円程度とのこと。
月1500円も電気代が違えば、その分ローンの返済にもまわるので、電気代が抑えられる点は大きいですね。
さらに、壁には珪藻土が含まれた石膏ボードが使われています。
部屋の快適さには、適度な室温と湿度が重要なので、この点でも快適に過ごせているかと思います。
ただし全館空調(特に冬のあいだ)は、それなりに電気代がかかるのでその点は注意が必要です。
▼全館空調エアロハスを導入すると、換気システムと同じダクトを使います
他の住宅メーカーでは150万円以上する蓄電池が50万円程度で導入可能だった
ソーラーパネルをのせましたが、電気自由化により、今後の売電価格がさらに下がることが予想されます。
逆に、買電価格はこれから上昇が見込まれます。
蓄電池自体は、絶対に必要ではないものの、あると便利なのはたしかです。
- 深夜電力で安く購入した電力をためておいて、昼間に使う
- ソーラー発電の電力を売らないで蓄電池にためておく
- 災害で停電した際に、自分のおうちの電力の足しにする
災害に強いパナホーム
でも蓄電池にはデメリットがあります。
- 価格が高い
- 機能がまだ不十分
他の住宅メーカーで蓄電池の価格を聞くと、150万円以上200万円未満が相場でした。正直なところ、そんなに費用をかけてまで蓄電池を入れる必要はないと思います。
ただし、これがパナソニックホームズだと、50万円程度で導入可能でした。(5.6kwのもの)
しかも我が家の地域は蓄電池導入で、市町村から補助金が出るので、実質費用負担はもっと少なく済みました。
10年後、もっと機能性の高い蓄電池が出て、値段も下がればいいなぁ。
キッチン、バスなどの設備関係全般がパナソニック製をリーズナブルに入れられることが気に入った
パナソニックホームズの家を建てるとすると、基本の装備はすべてパナソニック製です。(もちろん他のメーカーにすることは可能ですが)
※青文字リンクで、我が家の仕様の詳細ページにジャンプできます
などなど、ほぼすべての設備がパナソニック製です。
むしろ今までも、普通に電化製品はパナソニック製買っとけば間違いないだろ!と思うタイプだったので、全く抵抗ありませんでした。
ココに注意
ただし、パナソニックの住設でも「Lクラス」などは割引率が低くなります。
単純に導入する人が多いスタンダードなシリーズは安価で入れられるイメージです。
鉄骨造でも、内観は木造風になることを知り、それで十分だと感じた
鉄骨であっても、木の温もりは欲しいと思っていた私たち夫婦。
パナソニックホームズの展示場のフローリングは無垢材を使っていて、ところどころ木目調の部分があり、それを見て「十分」と感じました。→我が家もリビングだけは突き板フローリングにしています
また、木目調プリントの床材と比べると、無垢材にこだわる必要もないことがわかりました。
実際には、無垢材のフローリングにワックスをかけるなんてめんどうだし、子供が小さいので傷や水に弱い無垢材は扱いが大変です。
ハンモックもつけられる
営業マンとの相性が良く、間取りの修正も早い。金融知識も豊富で信頼できた
やっぱり営業マンとの相性は重要です。
しかも知識も豊富で、自身もパナホームの家を建てたという方だったので、なんというか信頼感が全然違いましたね。
他メーカーで交渉していた担当者さんで、「私、ずっと賃貸に住んでいて、家建てたことないんですよ〜」なんておっしゃってた方もいました。
まぁ、事情は人それぞれですが、やっぱり家を建てたことがある人とない人では、アドバイスの観点も全然違います。
家ができあがったときの満足度や、不満な点をどう考えるかは、営業マンの売り方にもかかってると思います。
もしかしたら、もっともっと良いハウスメーカーがあったのかもしれませんが、わが家はパナソニックホームズに決めました。
家族の好みや考え方、資金計画によっても、選ぶハウスメーカーや工務店は違いますが、ぜひ参考にしてみてくださいね!
要チェック
- 見積額が妥当かわからない…
- ハウスメーカーからイマイチいい間取り提案が出てこない…
後悔のないおうちを建てるには、複数メーカーで比較検討することが大切です。
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