わが家はパナソニック ホームズでおうちを建てました。
契約したのは2018年5月、そして同じ年2018年12月に完成し引き渡しされました。
では2019年9月以前にパナソニック ホームズを契約した我が家の初期保証期間はというと、
- 構造躯体…20年
- 防水…15年
↑といった初期保証期間になっています。
以前の保証期間と比べると、構造躯体・防水それぞれの初期保証期間が15年も延長されたということになりますね。
とは言え、今までにすでに契約してマイホーム計画中・建設中・居住されている場合でも、建物の構造が変わったということはないので心配する必要もないですよ!
私はどう感じたか?というと、「すごいな〜」という率直な感想のみでした。
建設中から建物を見ていますが、軽量鉄骨の柱と梁はボルトでしっかり締められているのも見ているし、いたるところにアタックフレーム(耐力壁)が入っているので、構造躯体が心配ということは一切感じていません。
▼我が家はカサートSで建築しています
この記事では、新たにパナソニック ホームズ株式会社が導入した、工業化住宅業界で最長の住宅の構造躯体35年・防水30年の初期保証『35年あんしん初期保証』についてまとめます。
パナソニック ホームズの『35年あんしん初期保証』の内容
従来の60年長期保証延長システムに変更はありません。
今回変わったのは、「初期保証」の期間です。
- 構造耐力上主要な部分(構造躯体)…35年
- 雨水の侵入を防止する部分(防水)…30年
「構造耐力上主要な部分」における主な対象部位は、基礎、構造躯体(柱・梁・耐力フレーム等)、床、屋根、外壁など。
「雨水の浸入を防止する部分」における主な対象部位は、屋根もしくは外壁、屋根もしくは外壁の開口部に設ける戸・枠・その他の建具、雨水を排除するため設ける排水管などが対象です。
35年あんしん保証を受けるために必要な条件
…などが条件になります。
また防水の初期保証の適用は、引渡しの日から19年経過後20年満了するまでの間に、パナソニック ホームズが指定する有料メンテナンス工事(シート防水の全面増し貼り・外部露出目地のシーリング打替え)を実施することが条件となります。
▼パナソニック ホームズのキラテックタイルは、よく一条工務店のハイドロテクトタイルと比較されることが多いです
従来まで(我が家の場合含む)のパナソニック ホームズのあんしん保証の内容
我が家は、2019年9月以前の契約ですので、構造躯体20年・防水15年の初期保証期間になっています。
15年、20年…などの節目の年に、有料メンテナンス工事を続けていけば、最長60年まで保証延長になるのは新制度と変わりません。(保証延長をおこなうかどうかは自由です。)
▼我が家はメンテナンスコストがあまりかからない点でもパナソニック ホームズを選びました
「35年あんしん保証」の背景にある日本の現代の住宅事情と長期優良住宅のこと
日本の住宅では、「スクラップ&ビルド(壊して作り直す)」という価値観が根付いてしまっています。
- 日本の住宅は寿命が短く、新築後30年程度で建て替えられる傾向
- 税制上、新築後20年で評価額が償却してしまう
- 結果、空き家増加の要因に
対して、国土交通省「平成30年度住宅経済関連データ」によると、海外の住宅寿命はイギリス80.6年、アメリカ66.6年と、とっても長いんだそう…。
「長持ちする家」を作ってもらうために、国は住宅政策として「長期優良住宅」認定制度をおこなっているのも対策のひとつです。
長期優良住宅は、「住宅ローン控除額の拡大」「税制の優遇」で施主にメリットがある他、施工会社にも長持ちする建物を作ってもらうために存在する制度です。
▼我が家は長期優良住宅の条件はクリアしていますが、申請はしませんでした
住宅ローン返済期間35年の間に発生するメンテナンスコストも考えて、ハウスメーカー選びをしよう
住宅ローンの返済期間は、人によってさまざまですが「35年」をベースに考える方も多いと思います。
35年固定金利で住宅を購入した場合、35年間返済金額が変わらないのはメリットですが、新築と30年経過後に支払う毎月返済額の”重み”は全然違います。
新築に7万円返済は「おトク」と感じると思いますが、30年後も同じ金額を支払って同じように感じるでしょうか。
そもそも、30年後の家がどうなっているのか、なかなか想像できませんよね…。
▼私の場合、実家が築25年のローコスト住宅なので、メンテナンスコストの重みを両親から聞いて感じています…。
ぜひハウスメーカー選びの参考にしてみてくださいね。
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