2019年5月9日に、パナソニック ホームズとトヨタホームが住宅関連企業を共同設立するってニュースが飛び込んできましたね。
そうそう、2020年1月から、三井物産も出資(を検討中)して新会社ができるようです。
ちなみに、気になる直近の売上高は、↓以下のような順番です
- ミサワホーム
- パナソニックホームズ
- トヨタホーム
※実際は、ミサワホームはトヨタホームの傘下(連結子会社)なので、合わせるとトヨタホームの方が多い
そして気になるのは、この先どうなっちゃうの?…どっかの会社がなくなっちゃうの?ということ。
ただしまだまだ発表になって間もないことので、5年10年と中長期スパンで見たら、どれかのブランドに統一の可能性は高いと思います。
ココに注意
以下、パナソニック ホームズの施主の私の考えていることです。
トヨタホームとパナソニック ホームズの合併は、消費者にとっては良いニュースなのかどうか?
どう考えても、子供が減っている今、戸建ての注文住宅の着工件数なんて限界があると思いませんか?
大手ハウスメーカーだけでもたくさんの会社があるのに、地方のミドルコスト・ローコストハウスメーカーや、工務店も競争に入ってきます。
もしトヨタホームとパナソニック ホームズが合併すれば、合算の売上高では住友林業の下の5位まで浮上するみたいです。
これからの時代、会社が生き残っていくには、ライバル企業と手を組んででも大きな力が必要になりそうですね。
大変なのは、ハウスメーカーで働いている人の方かも…
最近では、大きい企業同士が合併するのは全然珍しいことではなくて、
- 銀行
- 保険会社
- ホームセンター
- コンビニエンスストア
- ガソリンスタンド
- 百貨店
などなど、「〇〇ホールディングス」という名前になって合併している企業はたくさんありますよね。
全然違う会社がくっつくわけですから、社員教育や営業スタイルも全然違うわけで…
ハウスメーカーで働いている人にとっては、パナソニック ホームズとトヨタホームの共同出資会社が設立されたら、何か変化があるかもしれませんね。
これからハウスメーカー業界に就職・転職を考えている場合は、動向をよく研究した方がいいかも…
当面は、「ミサワホーム」「パナソニック ホームズ」「トヨタホーム」の3ブランドは継続
自分のおうちを建ててくれたブランドがなくなっちゃうのは…ヤダ!と思っている場合には、朗報ですね。
- ミサワホーム
- パナソニック ホームズ
- トヨタホーム
すべてのブランドは、そのまま継続されるようですよ。
ただし、ミサワホームはトヨタホームの連結子会社から、完全子会社になることは確実です。←上場廃止になります。
地域ごとに強いブランドを生かしていくらしい
例えば、トヨタホームはトヨタ自動車のおひざ元の中京圏(愛知周辺)では絶大な人気ですよね。
パナソニック ホームズは、本社が大阪なので関西圏が強いですし、災害の懸念がある地域では人気が高いです。
ミサワホームはトヨタホームとパナソニック ホームズと違って、木質パネル工法ですよね。
それぞれのハウスメーカーで強みが違うので、当面はうまく住み分けながら少しずつ統合していくのかもしれませんね。
そもそもなぜ、トヨタホームとパナソニック ホームズだったのか?→自動車関連の新事業で提携を結んでいるから
数あるハウスメーカーの中から、なぜトヨタホームとパナソニック ホームズがくっつくのかというと、トヨタ自動車とパナソニックが共同開発している新型電気自動車事業が深く関連しているようですよ。
参考
地方都市のまちづくりにおいて、「家」と「車」はどちらも必要不可欠なので、力を合わせて一緒にやろうよという話のようです。
ちなみに自動車新事業の出資割合は、
- トヨタ自動車→51%
- panasonic→49%
なんですって。
実質、トヨタ自動車の方に決定権があるという構図になっています。
▼パナソニック ホームズでは蓄電池(リチウム電池)の導入を推進しています
トヨタホーム vs パナソニックホームズ どっちが主導権を握るのか?→出資割合はまだ決まっていないけど…
EV自動車事業はトヨタ自動車が実権を持ったので、住宅はパナソニックにちょうだい!という話になる可能性が高い気がします。
ココに注意
出資割合は2019年5月現在、まだ未定です!
ちなみに、三井物産も出資者に入るようですが、まだ検討段階のようです。
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