新築一戸建てを購入する場合、おうちが建つ場所以外は「庭」になりますよね。
都市部で土地を購入された方は、駐車場と植栽で十分かもしれませんが、郊外に出ればでるほどお庭は広くなります。

我が家の敷地も、家が建つ前は草ボーボーでしたので、早くに雑草対策しないと大変なことになってしまいます。
ということで、雑草対策(グランドカバー)としてクラピアk7という品種を植えることにしました。
そう、芝生の代わりにクラピアを植えることにしたのです。
クラピアは「イワダレソウ」という在来種の改良種ですが、外来種のヒメイワダレソウとは違います。
ホームセンターなどで安く売られているのは、外来種のヒメイワダレソウ(リピアとも呼ばれます)なのでご注意ください。
クラピアk7の特徴
- 2019年2月から販売開始した新品種
- S1(在来種のイワダレソウ)の選抜種
- 花の数はクラピアの中ではいちばん少ない
- 花の色は「白」
- 背丈が低い
- 耐寒性・耐病性に優れている
- 芝生のように楽しみたい人には向いている品種
- 種をつけないので、隣地へ飛んでしまう心配がない
- 公共工事でも使える品種(S1、S2、K5も使える)←ヒメイワダレソウは×
クラピアには、S1、S2、K5…などと様々な品種がありますが、K7はS1(在来種)の選抜種なんですって。

やわらかい葉が特徴のクラピアは、裸足で歩いてもチクチクしません。
お庭で裸足で遊べる◎
子どもがいると夏は庭でプールなどを楽しみますが、そのまま裸足で歩いても大丈夫です。

この記事では、クラピアという植物の基本的なことと、実際に我が家に植えつけてわかったことや注意点についてまとめます。
▼写真付き成長記録はこちら
4月下旬に植えつけたクラピアk7は、ちょうど8月ごろに庭一面に広がりました。
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我が家の株分けしたクラピアK7の成長の様子を写真付きで紹介!植付けから越冬まで
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芝生と比べたとき…クラピアを植え付けて後悔しないために確認しておきたいデメリット
- クラピアk7は花が少ないと言われているが、花はそれなりに多い
- 花にミツバチが寄ってくることがある
- 繁殖力が強いので、狭い範囲を覆うのには向いていない
- 駐車場などで使う場合も、茎が伸びてはみ出すことがある
- 繁殖力は強いものの、雑草も強いので、広がるまでは雑草抜きなど手入れが必要
- 日当たりが悪いと上に伸びる可能性あり
- ホームセンターで手に入る「ヒメイワダレソウ」とは別モノ
うちの旦那がいちばん驚いていたのは、意外と花が多かったことでした。

花が多いと何がいけないのか?というと、
- 花が枯れたときに茶色くなるので見栄えが悪い
- ミツバチが寄ってくる
あたりがデメリットですね。
ミツバチは刺さないとはいえ、子どもは怖がることがある点ではデメリットの1つかなと思います。
そして、繁殖力が強いので狭い範囲に植えるのはオススメできません。思わぬところまで伸びてしまい、扱いが大変になる可能性があるからです。
例えば、「飛び石の周りを緑で覆いたい」と思うじゃないですか…。この場合、確実に飛び石まで覆われます。それだけ強いですね。

ぜひお庭の雑草対策にお悩みでしたら、クラピアを検討してみることをオススメします。(→成長記録はこちら)
▼クラピアK7の10ポットだと6,980円、40ポットだと22,000円←断然安い
クラピアK7を購入する場合は、ネットショッピングが便利。近所のホームセンターなどでは売っていないので注意しよう
クラピアK7(その他の改良品種K5、S1、S2も含めて)は、株式会社グリーンプロデュースという会社が販売している、改正種苗法の登録品種です。

だからこそ、ホンモノのクラピアは近所では手に入りません。
▼わが家は楽天市場で購入しました(植える面積にもよりますが、40ポットで購入がコスパ◎です)
似ている品種ヒメイワダレソウ(リピア)に注意
クラピアが1ポット500円ほどで売っているのに対し、ヒメイワダレソウ(リピア)はホームセンターの園芸コーナーなどで1ポット200円未満で手に入ります。
もちろん、ヒメイワダレソウが悪いわけではありませんが、クラピアとは別物なので注意しましょう。
ヒメイワダレソウ(リピア)の特徴
- 繁殖力がかなり強い(他の植物まで覆ってしまう)
- 種をつけるので隣地に飛ぶ可能性がある
- 花をたくさんつける→花が終わった後の残骸が多い
- 背丈がやや高い
クラピアとリピアの大きな違いは、種をつけるかどうかです。クラピアは種をつけません。
芝生より早いスピードで繁殖するのが魅力のクラピアやリピアですが、予想以上に繁殖してしまう恐れがあります。

わが家は住宅街なので、ぜひ敷地内のグランドカバーにとどめたいと思い、少し高くてもクラピアを選択しました。
クラピアの購入時期はいつがおすすめ? 繁殖期の6月までに植え付けが終わるのが理想
クラピアは、冬は枯れてしまいます。(春になったらまた復活します。)
と考えると、繁殖する季節(春)に植えて、十分に増えたところで冬になるのが望ましいところ。
我が家の場合、実は2度クラピアを購入していて、
- 3月終わりに試しに10ポット購入
- 4月終わりに追加で40ポット購入
↑3月終わりに購入した10ポットは、3倍ぐらいに増やしました。
わが家がクラピアを植える面積は、30平米ぐらいです。

クラピアと雑草の戦いが終わるまでは管理が面倒なので注意
クラピアK7の繁殖と同じ時期に、雑草の双葉がぴょこぴょこ顔を出し始めます。

草は伸びる前に抜いてしまった方が根も張っていないので、キレイなクラピア畑にするには成長途中の雑草対策は必須です。
「植えてしまえば放っておいても大丈夫でしょ?」というスタンスだと、必ず後悔することになります。
▼どうしても草取りが面倒な場合は、マルチシートで解決できます。(お金はかかるけどね!)
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クラピアの成長記録写真はこちら
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クラピアの成長が活発な夏頃に刈り込みはした方が見た目◎〜放っておくと隣地にも勢力が伸びるので注意
クラピアはタネを付けないので、隣地にタネを飛ばして増殖してしまうことはありません。
ですが、地続きであれば這っていってしまいます。

その場合は、手で刈り込む必要があります。
また繁ってくるとフサフサになってしまうので、芝と同じである程度は刈り込みした方がキレイに保てます。
…だからこそ、狭い範囲にクラピアを植えたいという場合は注意が必要です。
クラピアはどんな土でも成長するのはかなりのメリット! 初心者向けの植物と言える
わが家がクラピアを植える場所には、水はけをよくするためとして砂を撒きましたが、基本的にはどんな土でも生きていけるのがクラピアのメリットです。

あまりにも水はけの悪い粘土質のような土ではよくありません(←コケしか生えないような感じのところ)が、雑草が生えるような土でしたら問題なく生きていけます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼クラピアK7の10ポットだと6,980円、40ポットだと22,000円←断然安い
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