我が家はパナソニック ホームズでおうちを建てました。
パナソニック ホームズの現在の換気システムは、「第1種換気方式(機械吸気:機械排出)」を採用しています。
現在では、法律の定めによって24時間換気システムの採用が義務付けられています。
- 現代の住宅は気密性が高いので、定期的に空気の入れ替えが必要
- シックハウス症候群の防止対策として
- 結露防止対策として
換気システムは、家を建てるにあたって絶対になくてはならないとされています。
実はこの24時間換気システムが、真冬の間はちょっと寒かったんですよね…。
24時間換気システムが寒いと感じた理由↓
- 外気温がマイナスだと、機械で熱交換しても期待するほどは温度が上がらない
- 24時間稼働の換気扇で強制的に空気を排出してしまうので、家中で暖められた空気も3〜4時間ほどですべて入れ替わってしまう
一般的に「第3種24時間換気方式(自然吸気:機械排出)」の方が寒いと言われていますが、ファンで空気を強制的に排出している以上、第1種でも暖房効率は上がりにくいような気がするんです。
そう、だから思い切って一時的に24時間換気システムを止めてみたんです。そしたら意外と快適でした。
家の中が一定温度になり、湿度も30%を少し超えるぐらいで安定するようになりました。(それまでは20%台後半)
心配していた結露もしませんでした。
ということで、寒い日は換気システムを停止し、外出時や寝るときなど人がいない時間に換気システムを稼働させるようにしています。(冬だけ)
ココに注意
24時間換気システムは、基本的に止めてはいけないとされています。
我が家の場合(パナソニック ホームズ)の感想なので、心配な方は真似しないようにお願いします。また、わが家は全館空調エアロハスを導入しているので家全体が乾燥気味だったり、24時間換気を使わなくてもダクトに空気の流れが常にあったりする点でも、ご自身のおうちでやってみるか考えてみてください。
あくまでも個人の感想であり、非公式情報です!(責任は負いかねます)
パナソニック ホームズの換気システムを「止めてみよう」と思ったきっかけ
あと、最初の1ヶ月電気代が結構かかって、これは全館空調のエアコン効率が悪いからでは?と考えたのがきっかけです。
空調と換気の吹き出し口
でも「24時間換気システム 寒い」とネット検索して出てくるページには、「換気システムは止めてはいけない」と書いてあるばかり。
24時間換気を止めるのはイケナイことのような気がして、実際に止める勇気がなかなか出ませんでした。
↓でもこんな仮説を立ててみたんです
- わが家が乾燥している(冬に湿度20%台後半)のは、換気が効きすぎているせいもあるのではないか(湿度が低いから寒く感じるのではないか)
- 冬の結露が心配だったけど、換気システム稼働時は窓の結露はほとんど問題ない程度だった→詳細はこちら
- 気密性は高いけど、一条工務店のように測定したりしているわけではない
- 引き違い窓も多く、意外と自然に空気が吸排出されることも多いのではないか(引き違い窓にはどうしても隙間ができます)
- トイレ・お風呂は24時間換気、キッチン使用時は換気扇でも換気しているので、換気システムを止めても空気を外にまったく出さなくなるわけではない
- 家全体に使われている建材は、シックハウス症候群対策がしてあるものばかりで、新築のニオイ的な悩みも特になかった
- せっかく暖まった空気を24時間換気で外に出してしまっては、エアコンの負荷がかかりすぎるのではないか
- 換気システムのダクトは、全館空調エアロハスと兼用なので、一時的に止めても結露(カビ)の原因にはなりにくいのではないか
よし止めてみよう!!
という感じで、寒さ対策として24時間換気を止めることを実行にうつしました。
ココに注意
おうちの造りや気候によっても全然違うので、慎重に考えてくださいね。
2018年新築のパナソニック ホームズの第1種換気システムのスイッチは2ヶ所ある→吸気と排気は別スイッチ
2018年に新築したパナソニック ホームズの第1種換気システムには、スイッチが2ヶ所あります。
吸気のスイッチ
我が家にある24時間換気のスイッチです。
室温や外気温(基礎部分)を確認できたり、風量調節ができます。(温度設定はできません)
基礎部分にある吸気口と連動しているので、上の写真の換気システムのスイッチを入れると、外気を吸気します。
基礎部分にある熱交換機
排気のスイッチ
我が家の場合、2階脱衣室に「常時換気」というスイッチがあります。
こちらは換気扇のスイッチで、ファンをまわすことによって、家の中の空気を排出しています。
脱衣室にある換気扇
ということで、思い切ってどちらのスイッチも「OFF」にしてみました。(トイレとお風呂は24時間換気のままです)
第1種24時間換気システムを24時間オフにした結果、何が起こったか?
我が家の場合
- 窓が結露することはなかった
- 少し湿度が上がった(35%ほど)
- 吹き出し口から涼しい風が出てくることがなくなった
- 暖房効率が上がった(一定温度を保ちやすくなった)
少し湿度が上がったことと、脱衣所の排気ファンに向かってに吹き抜ける空気の流れがなくなったので、体感温度は上がったように感じます。
ココに注意
ただし、窓のないクローゼット内などは換気システムのストップによって湿度が上がりやすい可能性があるため、やっぱり換気を止めるのは一時的にしておいた方が無難だと思います。
実験的にどちらかを止めるなら…個人的には排気ファンを止めてみたらいいと思う
一度にどちらも止めるのは怖いわ…と思ったら、換気扇を止めてみるのがオススメです。(第1種換気の場合)
- 第3種換気方式ではないので、吸気は機械で通常どおりおこなわれる
- トイレとお風呂の換気は24時間動いているので、家中まったく排気していないわけではない
↑あたりが考える理由です。
単純に排気ファンを止めれば、3~4時間で家中の空気が入れ替わってしまうという状況を少し遅らせることができる点で、暖房効率が上がりやすいのではないかと思います。
ココに注意
と、私が考えているという話です。非公式情報です。
結論として…真冬の換気システムが寒いときの我が家の考え方は?
- 外気温と室温の差が大きい季節は、無理に換気システムを稼働させない(夏はどうするかはこれからですが)
- 換気システムを止めるのはあくまでも一時的なこと。外出時などに定期的に稼働させる
- 換気システムが本領発揮するのは、春と秋と考える。全館空調オフ時は、換気は絶対にオフにしない(結露・カビを防ぐため)
↑こんな感じで、パナソニック ホームズの第1種換気システムを活用していこうと考えています。
トイレやお風呂の24時間換気は、通常どおり稼働させます。
ぜひ、換気システムが寒くてお悩みの方は、少し実験してみることをオススメします。
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