世の中には、たくさんの住宅会社がありますよね。
どこのハウスメーカー・工務店を選んだとしても、魅力はたくさんあるし、一方で不安もいっぱいですよね。
一社話を聞くのに、最低でも1時間半はかかります。熱く営業してくれるのはうれしいのですが、大きい買い物なのでカンタンには決められません。
しかも、住宅会社の営業マンは他社の悪口も多く、さっきは魅力的に見えていた住宅メーカーが逆に不安要素にしか見えなくなるなんてこともザラです。
生活スタイルの理想も定まらず、予算には不安だらけ…。
子連れで出かけると、子供が飽きてしまってゆっくり話を聞いていられない…。
最初は楽しかったはずのおうち作りも、契約する前からすでに疲れてしまいました。
そこから間取りを詰めて、予算と相談しながら設備を決めて、外装・内装を決めて、工事が始まって…家族が楽しく暮らせる家にするのが当面のゴールです。
住宅公園への突撃訪問は、それはそれで勉強にはなりましたが、右も左もわからない状態で飛び込むのは効率が悪すぎておすすめできません。
のちのち、事前にWEB予約で来場すれば、家づくりマニュアルや商品券などのプレゼントがあることなどを知り、なおさら「よく調べてから行けばよかった!」と振り返っています。
この記事では、実際にハウスメーカー選びを終えてみて、
- ハウスメーカー選びにかかった期間
- ハウスメーカー選びを効率よくする手順
- 契約して失敗したと思わないために気をつけたいこと
などについてまとめます。
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そもそもハウスメーカー選びは長期戦になるほど、判断力が低下する…我が家がHM選びにかけた期間は約2ヶ月
ハウスメーカー選びは、じっくり時間をかけておこなった方が満足度が高いような気がしますが、実はそうでもありません。
実際には、見れば見るほど、悩むだけです。
…かと言って、最初から1社に絞ってしまうのは、見積額が高くなる可能性があるのでおすすめはできません。
ある程度テーマを絞った上で、住宅メーカーを探し始めることをおすすめします。
- とにかく最初の支払い金額を抑えたいのか
- ランニングコストのかからない家を建てたいのか
- 機能性とデザイン性、どちらを重視するのか
- 自分の住む地域の災害の発生予測はどうか
間取りはどうにでもなる
よくハウスメーカー選びで、「間取りの提案が良かった」という点が決定材料になることもありますが、正直間取りはどの会社でもほとんど再現できます。
なので、間取りよりは家の構造とか、住まい心地に重点を置いて選んだ方がいいと思います。
まずは身近な人から口コミを集めるのが◎
ハウスメーカー選びをしてみて思うのは、「地域性の違いが大きい」ということがあります。
気候も地域によってまちまちなので、いちばん参考になるのは近所の人ですよね…?
つまり、ネットでの情報だけ鵜呑みにすると、住んでからの満足度に差が出てしまいます。
私は友人にこんなこと聞いたよ
- ハウスメーカーってどうやって決めた?(こだわり・値段・知り合い関係・構造などなど)
- 間取りで工夫したところってどんなこと?(家事動線・子供部屋の位置・リビングの配置・吹き抜けなど)
- 住んでみてから「もっとこうすればよかった!ここは超満足!」ってことある?
- 冬の生活はどう?(暖かいか・温度差はどうか・暖房器具は?)
- 夏の暑さはどう?(エアコンは部屋ごと?・湿度・全館空調など)
- 営業担当者ってどんな人だった?
今思えば、友人・知人からのアドバイスはとっても参考になりました。
やはり地元工務店などはインターネットでは情報を探しにくいですし、大手ハウスメーカーは住んでいる地域によって住まい環境が変わるのでなんとも比べようがありません。
うちの場合、夫婦そろって地元、かつ現在住んでいる場所からわりと近所に新築するので、ママ友や友人、旦那さんの周りの方などと話す中でいろいろな情報をいただきました。
ハウスメーカーの口コミを教えていただいた身の回りの皆様に、とっても感謝しています。
わりと親しい仲だと、「新築住宅の費用ってどれぐらいかかった…?」という突っ込んだ話もできて、とっても参考になりました。
参考になったアドバイス
- 評判の良い工務店だったけど、大工さんがイマイチで…(床鳴りが酷かった)
- とにかく早く建てたい!って希望だったから、セキスイハイムにしたよ!
- 憧れの薪ストーブ導入したけど、正直エアコンも付けといて本当に良かった
- 全館空調を入れたけど、冬の電気代が3万円越えでビックリ!
- 資金計画をしっかりしなかったから、希望の借り入れ金額が足りずに焦った
- 地元工務店で建てたら、ほどなく建築会社が倒産した…
…どれもこれも、リアルな情報です。
いろいろ聞いてみて、「自分たち家族はどんな生活がしたいか」「ハウスメーカー選びで何を重視するか」を考えました。
工務店やハウスメーカーは無料のカタログ資料請求を利用して詳しい「推しポイント」を確認する
ハウスメーカーだと、住宅展示場やモデルハウスに出かけなくても、カタログ資料請求ができる場合が多いです。
ハウスメーカーの資料請求すれば必ず、「オーナーズインタビュー」のような冊子もあるので、暮らしぶりが自分たちの理想に近いのかどうか確認ができます。
さらに住宅展示場には出店していない、地域の工務店を探すにも資料請求はとっても役に立ちます。
営業マンの勧誘に左右されることなく、カタログを見ながら、
- こんな暮らしがしたい
- こんな部屋が欲しい
- 家事がラクなおうちがいいな
- ハンモックをつけたいな
- 日当たりのいい家がいいよね
- 冬あったかいおうちがいいな
- 薪ストーブはあったかいけど、絶対面倒だよね
- 吹き抜け欲しいけど、実際どうなんだろうね
(↑…ウチの夫婦の会話w)
…と、ゆっくりと夫婦や家族の家づくりの希望を出し合うことが、ハウスメーカー決定の近道だと思いますよ。
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実際にハウスメーカーに話を聞きに行く前に! WEB予約でおトクな特典がないかチェックしよう
これ、本当にやって欲しいんですが、WEBから事前予約すると商品券をもらえるというキャンペーンをやっている場合が多いです。(条件は会社ごとに異なります。)
1社は話を聞いたその日にQUOカードをいただきましたし、もう1社は次も予約してその際にQUOカードをいただきました。(もちろん契約していない住宅会社です。)
住宅関連のことを調べていると、バナー広告に「来場者プレゼント!」と言う文言をよく見かけるので、見つけたらぜひチェックしてみてくださいね。
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実際にハウスメーカーの営業担当者から話を聞いた後は…「競合の住宅会社はどこですか?」と確認する
熟練した営業マンは話がうまく、住宅の性能も良ければどんどん引き込まれます。
正直、「あ、このハウスメーカーで決めちゃっていいかも…!」とあっさり思う場面があるはずです。
でもそこは踏ん張って、営業担当者に確認しましょう。
- ちなみにこちらの競合は、どこのメーカーになりますか?
- こちらに決められる方は、最後にどのメーカーと悩んでいますか?
例えばパナソニックホームズだと、ヘーベルハウス、積水ハウスの鉄骨、セキスイハイムやトヨタホーム、ダイワハウスなどの軽量鉄骨住宅が競合になってきますよね。
それ以外にも、地域シェアという視点でも競合がいるはずですし、地元工務店でも必ず張り合っている会社があるはずです。
競合とされるところに話を聞きに行ってみて、もう一度、客観的に振り返ってみるといいと思います。
ターゲットを絞った上で複数のハウスメーカーから話を聞けば、最終的なメーカー選びの満足度は上がるはずです。
ココに注意
ここで、「うちがいちばん!他はダメ!」みたいにゴリ押ししてくる担当者がいたとすれば、それはあんまり信用ならないです。
資金計画をした上で、理想の生活が叶いそうなハウスメーカー選びをしよう
何と言ってもお金のことは重要です。
理想を言い始めればキリがありませんが、その分かかる費用もキリがありません。
必ず話を聞いて、かつ興味のある住宅メーカーごとに間取りと資金計画(予算設定)をしてもらい、身の丈にあったハウスメーカーを選ぶ必要があります。
逆に言えば、ある程度資金が出せるのに、ローコスト住宅を選んでランニングコストがかかってしまっていいのか?という考え方もあります。
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