わが家はパナソニック ホームズで「カサートS」を建てます。
意外とみんな気にしているようでしていないのが、屋根材のこと。
いくら外壁補修にお金がかからなくても、屋根の塗り直しが必要なら補修や足場組み立て代などのメンテナンス費用がかさむわ…!
わが家のパナホームのカサートSの屋根材はというと、「釉Cフラット」です。「釉」はうわぐすり(釉薬)のことです。
カンタンに言えば、粘土瓦にうわぐすりを塗って焼いた陶器瓦です。
そう、瓦(かわら)なんです。
ネットで検索をかけると、「パナホームの標準はスレート屋根」と言っているサイトもありますが、実際にはスレートも選べるけど、標準(推奨)は瓦の屋根材です。
住んでいく間のランニングコストを考えれば、多少初期投資がかさんでも瓦にしておくべきですよね。
外壁がキラテックタイルなら、なおさらです。
メモ
今のカサートSには煙突状の換気口は付きません。第1種換気です。
パナソニック ホームズは屋根材はたくさんの種類がある。好みや建築地域での制限、ソーラーパネルの有無によって考えよう
そもそも、片流れ屋根でソーラーパネルを10Kw以上のせるような状態だと、まったく屋根材は見えない可能性があります。
わが家は南面にソーラーパネルを7Kw弱、切妻屋根のおうちになります。
ココに注意
建築地域の気候状況などによっても、おすすめされる屋根材は変わる可能性があります。
必ず、営業マンに確認してみてくださいね!
パナホームで選べる瓦のシリーズ
- 釉Cフラット瓦←うちがコレ
- 釉Cマウント瓦
- 釉Cプレーン瓦
- スーパートライ110タイプI
瓦と言っても、現代風のフラットな洋風瓦がベースになります。
マウント瓦は色が豊富で、波打った感じの屋根になりますが、ソーラーパネルとの相性がイマイチかも…
パナホームで選べるスレート(軽量瓦)のシリーズ
- エアルーフ・ドリーム30
- エアルーフ・フレンチ
- ルーガ雅
- ルーガ鉄平
- コロニアルクァッド
- コロニアルグラッサ
現代住宅で広く使われている屋根材です。瓦に比べて軽量で価格も安めなので、木造住宅に広く使用されます。
パナホームで選べる金属瓦
- フッ素メタル瓦
瓦の屋根は耐久性抜群!色の塗り直しも必要ない点でスレートや金属屋根より優れている
昔からの日本の住宅の屋根材の定番は、「瓦」ですよね。
瓦屋根のメリット
- 焼き物なので硬く、耐久性に優れている
- 遮音性が高い
- 断熱性が高く、結露しにくい
- 色褪せがない
瓦を選ぶ最大の魅力は、「色褪せ」しないことだと思います。
昔の建築物の屋根も、瓦は健在だし…!
一方でスレート(軽量瓦)や金属瓦は、「瓦屋根よりも軽い」「導入費用が安い」というメリットがありながら、どうしても色褪せしてしまうことがデメリットです。色褪せした状態を放置してしまうと、劣化のスピードが早くなります。
せっかく外壁のキラテックタイルがキレイでも、屋根が色褪せてしまったら釣り合いが取れません。
補修に足場を組むのにも50万〜、塗り直しで合計80万円近い費用が10年から15年に1回必要になってしまいます。
瓦って重い…!地震や年数が経ったときに、建物に悪い影響はないの?その点、カサートSなら鉄骨軸組工法だから安心
よく築100年近い空き家を観察していると、瓦屋根の部分がたわんでしまって崩れそう…というおうちを見かけます。
これは、木造の住宅が経年劣化で重い瓦屋根を支えられなくなってしまったことが原因の1つにあると思われます。
その点、パナソニック ホームズのカサートSは「制震鉄骨軸組構法(HS構法)」で、地震の揺れにも強く、柱となる軽量鉄骨の耐久年数も60年と言われています。
▼カサートにも種類があります。カサートCは構造が違います
カサートCだと、もしかしたら瓦以外を推奨される可能性もあります。定かではありません。
屋根瓦も外壁キラテックも30年以上メンテナンスフリーだとしても…、瓦やタイルの割れ、雨どいの交換などは必要な可能性あり
パナソニック ホームズのカサートSは、建築費用が通常よりかさむものの、ランニングコストはかなり良いと見ています。
ただし、外装に関しては常に野ざらしなので、それなりの劣化は避けられないでしょう。
屋根や外壁は大丈夫だとしても、雨どいなどの金属部分や、ソーラーパネルのメンテナンスは必要であることが考えられます。
なんと言っても、今建てた住宅の30年後なんて誰もわかりません。
日々、技術は進化しているものの、想定の範囲外のことが起こることも十分に考えられます。
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