わが家はパナソニックホームズでおうちを建てました。
おうちが完成に近づくにつれて考えないといけないこと、それは火災保険の加入についてです。

おそらく、施主のわたしたち自身が火災保険について忘れていてもハウスメーカーから何かしら提案があるはずです。(むしろ、なにも言ってこなかったらヒドイな…)
でも火災保険って、初めて加入する人にとっては内容が難しいですよね…
- 火災保険の補償内容はどうすべき?
- 提案されて見積もりは妥当な金額なのか?
- 保険料がもっとおトクにならないのか?
- どんな特約を付ければいいのか?
私はよくわからなすぎたので、
火災保険の一括見積もりサービス
を利用して、さまざまな損害保険会社(SBIやセコムなど)の火災保険担当者にたくさん相談しました。
しかし、1つ声を大にして言えることは、パナソニックホームズの場合の火災保険はかなりリーズナブルな保険料で入ることができる点です。
わが家の構造別等級など
- 鉄骨造(T構造)
- オール電化住宅
※鉄骨or準耐火建築物or省令準耐火建物のどれにも当てはまらないと、保険料がグッと上がります
※オール電化住宅だと、割引が効く場合があります
鉄骨の建物は火災保険が安い上に、性能表示制度もしっかりやってくれるので地震保険も割引が大きいのがメリットです。
ただし、補償範囲(水災をつけるか、地震保険をつけるかなど)や、特約内容はかなり悩みました。
保険会社や契約内容によって、支払金額もウン万円違うので、HM営業マンだけでなく、いろいろな意見を聞くと納得した火災保険の契約ができますよ。

それぞれの保険会社で、割引内容や特約保険料、免責金額など違いがあったので勉強になりましたよ。
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パナソニック ホームズで建てたわが家の火災保険(地震保険)の契約内容と保険金額・保険料はどんな感じ?→水災・地震保険なし

想定していた以上に安かったけど、補償内容は十分です。
保険対象の建物と家財の補償金額
- 建物保険金額→3,000万円
- 家財保険金額→500万円
建物自体はもう少し建築費用がかかっていますが、キリのいい金額で契約しました。
実際にかかった金額より大幅に多い保険金額を希望すると指摘される可能性がありますが、この辺はざっくりで大丈夫です。
家財保険は、火災保険のパンフレットに載っている金額を真に受けると1,200万円近く必要になりますが、自分のおうちの家財で考えると500万円程度が妥当かなと考えました。

補償内容(事故の種類)
事故の種類 | 補償有無 |
火災・落雷・破裂・爆発 | ◯ |
風災・ひょう災・雪災 | ◯ |
水濡れ・外部からの物体落下 | ◯ |
盗難 | ◯ |
水災 | × |
破損・汚損 | ◯ |
地震・噴火・津波(地震保険) | × |
補償の中で抜いたのは、水災と地震保険です。

その他の補償・特約
- 地震火災費用特約→地震が原因で起こった火災で半焼以上になった場合、建物の保険金額×5%(上限300万円)の補償
- 個人賠償特約→1億円

保険というと、何でもかんでも補償をセットしておいた方が安心だと思いがちですが、内容をしっかり確認することで最低限の契約内容で十分安心が得られますよ。
ぜひ、
火災保険の一括見積もりサービス
をうまく使って、いろいろな方からのアドバイスを聞いてくださいね。
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前提として…火災保険の建物の保険金額はいくらに設定する? 新築の場合、基本は購入金額を目安に決めよう
まず火災保険の大前提となるのが、建物の保険金額をいくらに設定するのか?ということです。

そんなことを考えつつ、建物の保険金額は任意で決めることができます。
必ずしも購入金額と同じでなければならないというルールはありません。延べ床面積や建物の評価額で保険金額を決めるというわけでもありません。
ただし、
- 1000万円の建物に3000万円の保険をかける
- 3000万円の建物に1000万円しか保険をかけない
などの極端なケースは、保険会社の審査に引っかかる可能性があります。
建物の保険金額に含まれるもの
- 建物本体価格
- 門や塀
- 車庫
- 物置
- キッチン、お風呂、トイレなどの設備器具
- 太陽光パネルなど
土地の購入代金は、火災保険の補償内容には含まれないので抜いてくださいね。

火災保険に含む家財(家具・家電)などの補償は500万円に設定
家財保険では、家具・家電の補償をセットすることができます。
火事になってしまった場合、冷蔵庫や洗濯機はもちろん、ダイニングテーブルなども燃えてしまい、再建する際には買い直しの必要がありますよね。
また、汚損・破損の補償でも、落下させてしまってテレビを壊してしまった…という場合でも、家財保険を入れておけば補償の対象になります。

我が家の火災保険契約で、水災補償と地震保険契約を抜いた理由

でも我が家は必要最低限にするために、補償内容を見直しました。
水災の補償有無はハザードマップを確認して判断
火災保険において、建物の火災よりも多いとされているのは水災です。
水災での保険金支払い件数がもっとも多いこともあり、水災補償をつけるかつけないかでグッと保険料が変わります。
わが家の場合、水災補償をつけると火災保険料の総額は20万円を超えました。
水災に該当する災害
- 洪水
- 高潮
- 土砂崩れ
- 下水があふれた際の浸水
海の近くに住んでいる方、一級河川のような大きな川の近くに住んでいる方、家の周辺に崩れそうな斜面などがある方などは注意が必要ですね。
自治体ごとに、ハザードマップという災害マップが出されているはずなので、新築の地域がどのような指定になっているか確認しましょう。
また最近では、ゲリラ豪雨などにより、下水の処理能力が追いつかずに水浸しになってしまう…といった状況も「水災」とされます。

ちなみに、津波は地震保険の対象範囲になります。
ココに注意
「水災」と認定されるのは、多くの場合床上浸水をした場合となります。床下浸水では補償対象外となることがあるので、水災補償をつける際はよく確認してくださいね。
パナソニック ホームズは地震に強い!ので地震保険はナシに
火災保険とセットで入ることができる地震保険ですが、わが家はつけませんでした。
- 地震保険の保険金額は火災保険の半分まで
- 地震による損傷の程度で保険金支払額が変わる(全壊しないと保険金の全額出ない)
- パナソニックホームズは地震に強い(耐震等級3)

ポイント
地震保険料率は、国が決めています。ですので、同じ建物・同じ立地条件であれば、保険会社によって地震保険が高い、安いなどの違いはありません。
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我が家が地震保険に入らなかった5つの理由【耐震・制振に強いパナソニックホームズ】
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火災保険につけるか、付けないか悩んで結局付けなかったオプション特約について

「類焼損害・見舞い費用特約」は付けず
万が一、自分のおうちから出火してしまい、近隣のおうちに燃え移ってしまった時に補償する特約になります。
一見、つけておいた方が無難な気もしますが、日本には「失火責任法」という法律が存在します。

つまりは、隣の家の火事で自分の家が火事になっても、自分ちの火災保険でまかなってよ!と言う法律ですね。
そんなことになったらもはや村八分で追い出されてしまいますが、住宅密集地ではないので特約をつけないことに決めました。
「電気的・機械的事故特約」も付けず
電気的・機械的事故特約とは、建物の付属の機械設備に、電気により発生した事故や機械の稼働により発生した事故の修理代金を支払ってくれる特約です。

この特約は本当につけようかどうか悩みました。と言うのも、我が家はオール電化ですし、電気系統の設備がかなり多いため心配だったからです。
結局、特約をつけなかった理由としては、
- 契約した火災保険会社だと、免責金額3万円が設定されていた
- 電気による事故なのか、経年劣化による事故との判別できるものなのか
↑この辺に不安要素があったからです。

もし機械的・電気的事故特約を付帯するなら、免責金額はいくらか確認するのは大切だと思います。
火災保険見積の【価格.com 保険】で、セコム損保さんから案内されて初めてこの特約の存在と意味を知ったので、やはりいろんな方から意見を聞くのは重要だなと感じました。
特約で付帯した補償〜子供がいるおうちは「個人賠償責任保険特約」を付けるのがオススメ
個人的に、火災保険につけておいた方がいいと思っているのが、「個人賠償責任保険特約」です。
- 子供が自転車に乗っていて、他人にぶつけてしまい怪我をさせてしまった
- ボール遊びをしていたら、他人のおうちの窓ガラスを割ってしまった
…などの場合に補償される特約になります。
小さい子供がおうちにいる家庭なら、意外とありそうな事例ですよね。
特に、他人に怪我をさせてしまったり、万が一のことがあった場合には、莫大な損害賠償を請求されてしまう可能性があります。
個人賠償責任保険は、住宅の火災保険以外でも、自動車の任意保険やクレジットカードの付帯保険でも設定可能です。
一家のうち、どれか1つの損害保険で個人賠償責任保険特約をつけていれば、家族全員カバーされますよ。

保険料を月々になおすと、たったの100円程度です。
その他、火災保険の補償を付けた事故の種類について考えたこと
風災補償はつけておいた方が無難。建物本体は大丈夫でも、窓や太陽光パネルなどが心配
風災に該当する災害
- 台風
- 竜巻
- 強風
- ひょう
- 雪による災害
例えば、「大粒のひょうが降って窓ガラスや太陽光パネルが割れた」とか、「突風が吹いてきて瓦が飛んでしまった」、「強風や竜巻により、他人の家の瓦が飛んできておうちに当たって傷ついた」というのも風災の補償範囲になります。

汚損・破損の補償は必要?うちは2階リビングで水まわりも2階なのでつけます
火災保険で、「ワイド補償」にするとつけられるのが、「汚損・破損(偶発的な事故)」の補償内容についてです。
- 子供が液晶テレビを揺らしてしまい、落として壊れてしまった(家財補償が入る場合)
- 洗濯機の排水の不具合で水浸しになった
- 壁に物をぶつけて、穴を開けてしまった
汚損・破損の保険範囲としては、↑上のような場合に保険金が支払いになります。

もし家の中で何か壊してしまったり、重大なキズがついてしまったりして修理をする場合は、とりあえず火災保険が効く可能性がありますので、必ず保険会社に確認しましょう。
ココがポイント
自動車の保険と違って、保険を使ったからといって次の契約で保険料が上がったりすることはありません。
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- 建物の保険金額×5%(上限300万円)
わが家の場合、保険金額が3,000万円なので、150万円が上限になります。
地震によって、建物が半焼以上になった場合の補償になります。

火災保険(地震保険)は、住んでいる地域や周辺環境によっても考える内容が変わってきます。
ぜひいろいろな方に相談して、自分のおうちに合った保険会社と補償内容を選んでくださいね。
▼個人情報入力ナシで相場の確認のみの簡易的なシミュレーションもできます◎(→詳しくはこちら)
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