我が家が地震保険に入らなかった5つの理由【耐震・制振に強いパナソニックホームズ】

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わが家はパナソニック ホームズでおうちを建てました。

建物の種類は「カサートS」、鉄骨軸組工法(HS)です。→建物のスペックやオプションをまとめた記事はこちら

 

もちろん火災保険は入るんだけど、地震保険って入る必要はあるのかなぁ?

 

そうそう、地震や災害に強いのが売りのパナソニック ホームズですから、そもそも地震保険は必要ないのでは?と考え始めました。

 

保険は安心を買うものなので補償はしっかりしていた方が良いですが、その分保険料が上がります。

 

パナソニック ホームズの場合、性能表示制度を標準で行っていて、耐震等級3になります。

 

耐震等級が最高等級なので、そもそもの地震保険は安いですが、地震保険の補償内容を見たら必ずしも地震保険は必要ではないということを感じました。

(あくまで、パナソニック ホームズのカサートSの場合、私の主観です。ご参考までに。)

 

地震保険に加入しなかった理由

  1. 耐震等級3だった(性能表示制度対応)
  2. 我が家は地震に強い「総2階(ハコ型)」の形状
  3. 土地の地盤が軟弱ではなかった
  4. 地震リスクがあまり高くない地域だった
  5. 地震保険の全損以外の補償内容では、再建には不十分だと感じた

 

あなたのお住いの地域によっても考え方は変わると思いますが、地震保険の補償内容を確認して火災保険にセットするかどうかぜひ考えてみてくださいね。

 

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▼実際に我が家は地震保険は付帯せずに、火災保険を契約しました

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目次

パナソニック ホームズのカサートSの場合、地盤に問題がなければ「全損」はほぼありえないと私は考えている

性能表示制度で「耐震等級3」を取得

パナソニックホームズのカサートSは、たくさんのアタックフレーム(アタックダンパー)と鉄骨柱、鉄骨梁で建物を支えています。

 

上棟直後のわが家の写真

パナソニック ホームズには、独自の制振技術「パワテック」が搭載されています。

パワテックは、高層ビル建築で使われる技術を一般住宅に応用しています。

 

 

家中に配置される制振ダンパー

カサートS(鉄骨軸組:HS構法)の場合は、家中にアタックフレームが設置されます。

地震の際の揺れを吸収してくれるので、制震作用は抜群だと考えられます。

 

他に検討していた木造HMで、住友ゴムのミライエという制振ダンパーを搭載できるというところもありました。でもおうちに1つだけ…

パナソニックホームズのダンパーは、数が全然違うので安心感は上かな?

 

パナソニックホームズの地震における公式実験動画

ハウスメーカーが出している動画なので、いいとこ取りである可能性は否定できませんが、頑丈であることはわかりますね。

 

ちなみに、建物のカタチによって地震の影響は多少違いはあると思います。

 

わが家は、公式動画と同じ箱型の総2階の建物なので、地震にはかなり強そうです。

 

客観的なデータがないので、参考までにしてもらいたいのですが、熊本の地震でパナソニック ホームズの建物は、ほとんど無傷または一部損だったと聞きました。築30年を超える松下住宅でさえも、全壊しなかったそうです。

 

建物の耐震等級が最上級でも、土地の地盤が軟弱だった場合は注意

例えばパナソニック ホームズのおうちの場合、おうち自体は地震に強いと考えられますが、心配なのは「地盤」に問題が生じたときですね

 

地震による液状化や地盤沈下が起こると、建物自体は問題なくても家が傾いてしまったり、ゆがんだりしてしまう原因になるからです。

 

  • 軟弱地盤
  • 海の近くの埋立地
  • 津波による流出

など、地盤に心配がある場合や、沿岸部に近い地域などは、思いもよらない被害に遭う可能性があります。

 

もし地盤調査の結果で、比較的「軟弱」と診断されたり、地盤改良を必要とする土地だった場合は、地震保険を検討した方がいいかもしれません。

 

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地震保険の仕組みで押さえておくべき注意点

「全損」しても、火災保険と比べて保険金額が少ない

地震は天災なので、いつどこでどんな規模の地震が起こるかなんて誰も予測ができませんよね。

もし万が一、大地震が起こったら、近隣の住宅はほとんど被害を受けます。そうなったときの保険金支払いリスクを考えると、保険会社は手厚く補償してられないのが現状です。

 

だから、火災保険に比べると、地震の際の保険金の支払額はグッと下がってしまいます。

 

火災保険を3,000万円かけた場合(10年一括)、地震保険は最大1,500万円(5年一括)が上限になる

  • 地震保険は最長でも5年一括払い
  • 保険金額は最大で50%以下(任意で設定できる)
  • (火災保険の50%の)保険金額1,500万円支払われるには、「全損」が条件
  • 「一部損」など軽い被害だと、たったの5%(75万円)しか支払いがない

 

そもそも、建物の補償金額が火災保険の50%以下になってしまうので、全壊したとしても同じ建物を再建する費用にはとうてい足りません。ないよりはマシですが。

 

壁にヒビが入った程度の軽い損害で、支払額は5%です。ないよりはマシですが。

 

地震保険に入っていても、再建できるほどの保険金は支払われないと思っていた方が無難ですね。

 

地震保険は、損害の程度で4段階の支払いが存在する

  • 全損(地震保険金額の100%)
  • 大半損(地震保険金額の60%)
  • 小半損(地震保険金額の30%)
  • 一部損(地震保険金額の5%)

 

建物の地震保険の場合、主要構造部(基礎・柱・屋根・壁など)の損害の状態で、損害区分が決まります。

 

「全損」と、その下の「大半損」で、支払い保険金額に40%もの開きがありますね…。

 

 

この辺の補償が必要かどうか考えつつ、[st_af id=”4840″]などで条件の良い火災保険を探して、地震保険をセットするか考えましょう。

 

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「耐震等級3”相当”」というHMの場合、地震保険契約上のメリットはない

よく地元の中堅ハウスメーカーや、地域の工務店などの広告で、「耐震等級3相当」という文言を見かけることはありませんか?

 

これってグレーな表現で、性能表示の申請をすれば「耐震等級3」取れるけど、実際は取ってないよ!っていう状況…。つまり証拠がないので、地震保険の保険料の割引は受けられません。

 

▼性能表示制度は有料(大手HMだと契約に含まれている場合あり)ですが、やっておくと安心です。(→我が家の性能表示についてはこちら

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地震保険を契約しないと「地震による火災」が補償されない

もし地震保険をつけないという選択肢を選んだ際に気をつけてなければならないことは、地震による火災は補償されないという点です。

 

通常の火災の場合は火災保険の適用になりますが、地震が原因で火災になった場合は火災保険は使えません。地震保険の補償範囲になります。

 

わが家はオール電化住宅なので少し安心ですが、ガスを導入するおうちの場合は、地震による火災リスクもよく考えましょう。

▼火災保険の補償内容や特約を決める上で、さまざまな損害保険会社の担当者と話すことでとても勉強になりました。

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▼我が家は火災保険の特約で地震による火災の補償をセットしました

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地震保険料率はお住いの地域で違うので、よく確認を!心配なら入っておくことに越したことはない

ちなみに、地震保険の保険料率は住んでいる地域で全然違います。

 

例えば、南海トラフ地震が起きると騒がれている静岡県などは、地震保険料率も高く設定されています。

また、近年地震発生リスクが上がっているので、全国的に地震保険料が上がってきているのも事実です。

 

保険は安心を買うものだから、迷ったら地震保険はつけておきましょう。ただし、パナソニック ホームズの場合は、なくてもよいというのが私の結論です。

 

 

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