おうちを建てるにあたって、相談(無料)の段階でどこからどこまで対応してもらえるのかって、よくわかりませんよね。
わが家は、パナソニック ホームズと契約しておうちを建てました。
最初からパナソニック ホームズを狙っていたわけではなく、地元工務店や他の大手ハウスメーカーと話を並行しながら、最終的にパナソニック ホームズを選びました。
ハウスメーカーの中には、
住宅営業マン
まずは仮契約(設計契約)をしましょう! そこからゆっくりと設計士をまじえて希望の間取りを煮詰めていきましょう!
と、持ちかけてくるハウスメーカーもあります。
もちろん仮契約でも、契約金は発生します。
しかも仮契約してしまうとお客さんとしても断りづらいので、契約を急がせるのかもしれませんね。
では、わが家のパナソニック ホームズとの契約はどんな流れだったのかというと、
- 間取り2案(パース付き)と概算見積もりの提示
- 要望を伝えて、間取りを変更
- 間取りを煮詰めながら、見積もりに含まれている装備・設備などを確認←ここ重要
- 自分たちの予算額との調整
- パナソニック ホームズから値引額の提示←ココがムズカシイ
- 見積もりと間取りにほぼ納得
- 設計契約と工事請負契約を同時に行い、契約金(総額の約1割)を振込←ここで初めてお金が動く
こんな感じでした。(営業マンの営業スタイルや契約時期、担当支社によって多少流れは変わると思います。)
契約前のポイント
契約は安易にしちゃダメ!それが仮契約であっても…。(納得できなくてやめたくても、お金返ってこないかもよ?)
契約後に値引があることはまずありません。契約前の交渉が重要です。
間取りを書いてもらって、値引額やサービス内容をしっかり確認して納得したら、それでやっと本契約に進むべき。根拠なく契約を急がせる営業マンには要注意。
- 見積額が妥当かわからない…
- ハウスメーカーからいい間取り提案が出てこない…
後悔のないおうちを建てるには、複数メーカーで比較検討することが大切です。
ハウスメーカーと契約した時点で、見積額から減額できるということはほぼ無い
最初に言っておきますが、わが家は契約時の見積もりから最終見積もりの段階の間に約40万円増額しました。個人的には、想定の範囲内です。
ただし、周りで話を聞いていると、契約後みるみる増額して、金額調整するのに苦労した!という感想を多く聞きます。
それはなぜでしょう。
ハウスメーカーは、お客さんと契約した時点で売上予算を計上しており、最低でもその金額はいただきたいと思っているからです。
つまり、おおまかであっても見積額を聞いた上で仮契約なり本契約を結んだのであれば、基本的に見積もり金額以下になることはほぼないでしょう。
▼パナソニック ホームズの場合の坪単価です
友人・知人の紹介割引を使うなら、いちばん最初に申し出ることが条件
ハウスメーカーには「紹介割引制度」があるところが多いですよね。
誰かからの紹介でおうちを建てる場合に、少し有利な条件で契約させてくれたり、紹介した人にお礼金が支払われる仕組みです。
後から、「そういえば〇〇さんもパナソニック ホームズで建ててたわ…?」なんて思い出しても、きっともう遅いです。
ポイント
ハウスメーカーは、見込み客の個人情報を得るのがいちばん大変な作業です。
そのために多額の資金をかけて広告を出したり、住宅展示場に出店しているからです。
紹介割引制度は、その分の労力がはぶける分の還元というイメージですね。
気になるハウスメーカーがあったら、身の回りの方で建てた人がいるかどうか、ぜひ探してみましょう。
パナソニック ホームズの値引率や割引額って、結局どれぐらい?
ハウスメーカーの値引額については、大変申し訳ありませんがわからないというのが現状です。
値引に関しては企業としてもトップシークレットになるでしょうし、多くの方が契約の際に値引額を内緒にしてほしいと言われている点でも、具体的な金額はなかなか出回りません。
一般的に考えると、↓のようなことが考えられます。
- 決算期(9月や3月)などは値引額が多い傾向にある
- 営業担当者の役職によって、値引の権限が違う
- 相見積もりなどで交渉をかさねると値引率が上がる
ただし、
- 地域性(同じハウスメーカーでも住宅は建てる地域で金額が変わります)
- 季節の需給関係(3月引き渡しが希望など)
他のハウスメーカーの見積もりと比べて妥当かどうか判断するのがいちばん最適な方法です。
パナソニック ホームズと契約してからわかった、設備関係の細かなお値段と明瞭な増減額
契約時に取り交す見積書には、工事代金の他に、装備品の細かなリストと価格がズラーっと載っています。
単純に、項目を減らせば減額になります。
追加すれば、それ相応の金額が実費で加算されていきます。
パナソニック ホームズと契約してわかったのは、契約後の見積もりの増減は設備・装備・建具関係がほとんどということ。この辺はとっても明瞭でわかりやすいです。
パナソニック ホームズと契約後に見積もり金額がアップした項目はこんなところ
- 延べ床面積の坪数増加→間取りはこちら
- お風呂・キッチンなどの装備のグレードアップ
- 建具(ドア)などを増やしたことや、グレードアップ
- 床材の変更→朝日ウッドテック「ライブナチュラル」を採用
- 窓の位置や数、種類の変更
つまりこだわった部分ですよね。
逆に考えれば、最初の契約の段階でグレードの低い装備ばかりを入れられてしまうと、増額分がかさんでしまいます。
だから、見積もり時には建物総額だけではなくて、中身まで確認することが重要です。
結局のところ、ハウスメーカーの「値引き」ってなんなの?
ひととおり家づくりをしてみて個人的な感想を言えば、ハウスメーカーは建物総額で利益が出るように調整しているんだなぁと思います。
つまり値引き額は、工事請負代金で調整が入るということ。
だって、水回りや建具の設備関係は、メーカーごと仕入れ値の割引率は違えど実費なわけですし。
ココに注意
ローコストメーカーも、設備関係は良いものを使っていたりしますよね。
とすると、工事の際の人件費の削減や、建物自体に使う素材などで調整しているのかも。(あくまで個人の感想です)
予算減額の調整(値引き含め)をしたいなら、必ずハウスメーカーと契約前に交渉を重ねる
ということで、何が言いたいかというと、
契約をしてしまってからの減額は、身を削るだけです。(装備のダウングレードなど)
見積もり金額に納得ができないのであれば、営業マンと交渉を重ねるべきだし、他のハウスメーカーや工務店と比較して妥当な金額かをしっかりたしかめることは大切です。
コメント