住宅メーカー選びで初めて知ったのは、窓のサッシにも種類があることです。
- 樹脂サッシ
- アルミサッシ
- 樹脂とアルミの複合サッシ
- 木製サッシ
などなど。
ほとんどの住宅メーカーで、「うちは樹脂サッシを使用しています。今は外も中も樹脂のサッシが主流ですよ!」と言われて、「ヘェ〜」と思っていました。
そして、わが家が建てたパナソニック ホームズの「カサートS」のサッシはと言うと、アルミと樹脂の複合サッシ(ペアガラス:アルゴンガス入り空気層12mm)でした。
普通に快適でした。
パナソニックホームズで新築したおうちに引っ越したのは、12月の冬のまっただ中。
外気温がマイナス10度近く、家の中は全館空調エアロハスで20度以上を保っている日の結露の状況は、うっすらと結露がつくぐらいです。
実際の結露の写真
つまり、アルミと樹脂の複合サッシでも、普通に快適な生活ができています。
外気温が上がるにつれて結露は自然に解消されますし、凍りつくということはありません。
構造などの詳細
わが家のカサートSは標準で「Low-eガラス(日射遮熱型) 複合サッシ(アルゴンガス12mm)」を搭載
わが家のパナソニック ホームズの建物では、Low-eガラスの複合サッシ窓が付いています。
室内側は樹脂製、外壁側がアルミ製の複合サッシになります。
私の住む地域では、ガラスはペアガラス(旭硝子製)が標準で、ガラス層の厚さは12mmです。この中に、アルゴンガスが入るので、より断熱性能のアップが期待できます。
わが家が契約したパナソニック ホームズと同じ支社で取り扱っていた少し前のカサートSでは、標準のアルゴンガス層は6mmだったとのことです。
ちなみにトリプルガラスにするという選択肢もありましたが、窓の性能は劇的には上がらないということだったのでやめました。
ココに注意
パナソニック ホームズでも、地域によって標準となるサッシが変わることもあるので、必ず営業マンに確認してくださいね。
なぜパナソニック ホームズのカサートのサッシはアルミ樹脂の複合サッシなのか? そのメリットとは
一般的に、樹脂サッシ(外側も内側も樹脂)のサッシの方が断熱性能が上であると言われています。
高気密・高断熱に定評のある一条工務店が採用しているのも、樹脂サッシ。
複合サッシのメリットの1つに、強度が高いという点があります。
パナソニック ホームズの建物は、地震に強いと言われており、制振構造になっています。
ただ、構造自体が制振でも、窓枠が地震に耐えられなければ意味がありません。
その点アルミ樹脂複合サッシなら、外側のアルミサッシで強度を増し、内側の樹脂サッシで断熱するといういいとこ取りが実現しますね。
パナソニック ホームズで樹脂サッシの選択をすることは現在できない。トリプルガラスなら対応化
ちなみにですが、オプション対応で「樹脂サッシにしたい!」という要望があっても、今のところ対応していません。
標準はペアガラスですが、これをトリプルガラスにすることは可能です。(オプション対応)
アルミ樹脂複合サッシは寒くないの?…そもそも窓自体に高い断熱性能がないので、どんな窓でも寒いです
熱伝導率が良いアルミを使ったサッシだと、外の冷気をもろに受けて寒そうなイメージはありませんか?
実際、パナソニック ホームズのおうちに住んでみると、朝晩冷え込んでいる時間帯の窓の周辺は他と比べて温度が低いです。
正直なところ、樹脂サッシのおうちに住んだことがないので比較のしようはありません。でも、引き違い窓であればどうしてもスキマができるので、大きくは違わないのではないでしょうか。
住まい心地は快適
「樹脂サッシなら結露しない」はウソ!どんな窓でも結露する可能性がある
寒冷地では樹脂サッシが一般的だと言われますが、かと言って樹脂サッシでも絶対に結露しないわけでもありません。
湿気の多いお風呂や、冬の寝室(特に体温の高い子供が寝ている場合)は、どんなに高性能な窓やサッシでも結露は起こります。
また、換気が十分に働いていない場合は、室内に湿気がこもりやすくなり結露しやすくなる原因になります。
窓やサッシが結露するかどうかは、窓の性能だけではなくて、家全体の性能の問題です。
我が家の場合、家の中が乾燥気味なこともあり、結露に悩まされることは特にありません。
また家の中が一定温度なので、凍りついて窓が開かないようなこともありません。
ということで、複合サッシでも寒さは気にならないですし、結露も大丈夫ですよ。
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