※冒頭の写真は、パナソニック ホームズHPより
わが家はパナソニック ホームズでおうちを建てました。
間取りや生活空間を考える中で、漠然と考えていたことは、「開放感が欲しい!」ということ。
わが家の場合、建築地域がかなり寒いところなので、吹き抜け天井は暖房効率の面でやめました。
その代わり、2階リビングにすることで勾配天井にして天井高をあげています。
しかし、そういった天井高を上げる工夫をしないとすると、パナソニック ホームズの天井高はどれぐらいなのでしょうか?
▼HS構法(カサートS)の場合
- 標準の天井高→2400mm(2.4メートル)
- リビング階の天井高の推奨→2500mm(2.5メートル)
- 低めの天井高→2250mm(2.25メートル)
と3段階から選ぶことができます。
最近では、カサート アーバンという都市型ラインナップが登場し、マックスの天井高は2700まで設定できるようになりました。
▼ちなみに「カサートS」と「カサートC」では、建物の構造が違います。
わが家の天井高はというと、1階は2400で、2階にリビングがあるので2500(さらに勾配天井)といった設計になっています。
実際の写真
2階リビングの勾配天井の一番上は3.3メートルほどあります。開放感抜群ですよ。
この記事では、一般的な天井高2400と、そこから天井高を上げるor下げるときのメリット・デメリットをまとめます。
天井高2400(2.4メートル)という高さは、一般的な住宅の標準。特に圧迫感は感じない
普通の家の天井高は、だいたい2400です。
うちの実家(木造住宅・在来工法・90年代半ばに建設)も2400でした。
イメージ
天井高2400は、「開放感があるか?」と聞かれれば特段ないですが、かと言って圧迫感を感じることもないです。
可もなく、不可もなくというところですね。
天井高が2400ということであれば、十分に満足できる高さであることは間違いありません。
ポイント
天井高を2400にすることで、天井高を上げる時より費用をおさえる効果もあります。
天井高2500(2.5メートル)だと、空間が広く感じる。リビングなどの広い部屋の理想の天井高
天井高2500になっても、2400からたったの10cm高くなっただけです。
「10cmなんか、それほど変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、かなり印象が変わります。
同じ10畳の空間であっても、視界の広がりが大きいので、空間が広く見えます。これは間違いありません。
天井までのフルハイドアを使うことで、さらに開放感をプラスできる
もし「開放感をアップさせるために天井高をあげたい」ということを考えているのであれば、出入り口のドアの高さもよく考える必要があります。
せっかくの高い天井でも、天井部分からドアの枠が出てしまうと、妙に狭く感じることがあります。
もし開放感を意識しているのであれば、多少費用はアップしてもフルハイドアを採用しておけば後悔はないはずです。
天井高2400の子供部屋
我が家の子供部屋の天井高は2400ですが、クローゼットと入り口のドアがすべて天井までのハイドアなので、視覚的には天井が高く見えます。
天井高が高いことで有名なダイワハウスは2720〜2800。天井が高いことによるメリットとデメリット
よくダイワハウスのCMを見ていると、天井高が高いことをおしていますよね。
今後の住宅業界の流れとして、構造上可能であれば天井高のアップはどんどん進んでいくと思います。
天井高を上げるのは魅力的なことですが、しっかりとデメリットをおさえておきましょう。
天井高が高いことによるメリット
- 開放感が上がる
- 高い位置に窓を設置できるので、明るさを確保しやすい
- 高さのある照明器具を使えるので、高級感を出しやすい
天井高が高いことによるデメリット
- 冷暖房効率が下がる
- 1階に高い天井高を持ってくると、階段が急になるか段数が増える
- 窓の高さが上がるので、カーテンが特注になりやすい
- 照明器具の交換が大変
- 建物の構造上、費用アップしやすい
天井高を上げるデメリットは、吹き抜け天井にするときと同じですね。
和室やトイレ、寝室など落ち着きたい空間には、あえて低い天井高もおすすめ。昔ながらの日本家屋は2200程度のところも多い
天井高は高ければいいということではありません。
昔ながらの和室は、少し天井が低くできています。
うちの旦那さんの実家では、180センチの身長があると、座敷の欄間に頭をぶつけそうになりますからね。
よく小上がりの和室を採用する方も多いですが、小上がりにすることで自然と天井高は下がります。
天井高が下がると包まれているような安心感のある空間にできあがりますよね。
トイレのような狭い空間も、高い天井は必要ありません。
部屋の開放感・圧迫感はクロス(壁紙)の色によっても変わるので気をつけよう
気をつけなければいけないのは、部屋の開放感は天井高だけで決まるわけではないことです。
あくまでも、「白い壁」で天井高をあげたら、空間が広く見えるということを忘れてはいけません。
一般的に、
- 白系・淡い色の壁→空間が広く見える
- 濃い色の壁→空間を狭く見せる
と言われています。
▼壁紙(クロス)の色で、空間の見え方が変わることも忘れてはいけません。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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