地盤調査はタイミングはいつが最適?基本は契約後に間取りと位置が決まったらやるべき

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おうちを建てるにあたって、建設予定の土地の地盤調査は欠かせません。

 

軟弱な地盤にそのままおうちを建ててしまうと、最悪傾きます。

 

わが家はパナソニック ホームズでおうちを建てました。

おうちの建設予定の土地は20年以上前は畑だったという分譲地でした。

 

周りの土地環境を見ても、「地盤は硬そう(地盤改良は必要ないだろう)」という考えのもと、地盤調査を行ったのは契約後のタイミングとなりました。

 

実際に我が家の場合、地盤改良は必要なかったのでホッとしました。

 

ですが、万が一地盤が軟弱な場合は、100万円弱〜300万円程度の地盤改良費用がかさむ可能性があります。

 

建設予定地の地盤に少しでも心配がある場合、

 

  • ハウスメーカーとの契約前に地盤調査をお願いする
  • 地盤改良費用を高めに見積りしておく

 

↑このどちらかで考えておくと安心です。

 

ただし地盤調査の基本は、ハウスメーカーと、建物の位置・間取りが大まかに決まった状態でやるのがいちばん間違いありません。

 

地盤調査は、契約前に無料で行ってくれるハウスメーカーも多いです。(実際に積水ハウスでは無料で行いますよ!と案内を受けました。交渉すればやってくれるはず。)

 

ただし、その後契約しないと、実費(5万円程度)を請求されるハウスメーカーや工務店もありますので、依頼する際はよく確認しましょう。

 

この記事では、パナソニック ホームズで地盤調査を行った様子とポイントについてご紹介します。

 

補足事項

わが家は、パナソニックホームズと契約後に地盤調査を実施。(この時点で土地の契約はまだしていませんでした。)

この日は、地盤調査の方1名、測量士の方2名お越しいただき、営業マンと妻のわたしが立会い。午前中で作業は終了しました。

 

目次

そもそも地盤改良の有無は、ハウスメーカーの建物構造や家のカタチによって違いが出る

地盤調査のタイミングを心配している方は、「地盤改良があったら費用が増加してしまって予算計画が変わってしまう…」と不安に思っている方が多いのではないでしょうか。

 

たしかに、地盤改良が必要だと最低でも80万円〜、高いと300万円以上かかると言われています。

 

100万円単位で費用が変わるなら、そもそも違う土地を探したり、オプションを我慢したりしなければなりませんよね…。

 

ただし、地盤改良が必要かどうかは、その土地にどんな建物を建てるのかによっても変わります。

 

  • 木造の在来工法or軸組工法なのか
  • 2×4(ツーバイフォー)などの木質パネル住宅なのか
  • 鉄骨住宅なのか
  • 基礎は布基礎orベタ基礎どちらなのか
  • どんな間取りで、どの位置に建物を建てる予定なのか

 

同じ土地の中でも、軟弱な地盤と硬い地盤が混在していてもおかしくないですよね。

また家全体を、壁で支えるのか、柱で支えるのかでも重心が変わってきます。

 

わが家が建てたパナソニック ホームズは鉄骨なので、家の総重量は木造より重いですよね…?

だとすると、木造住宅メーカーで地盤調査した結果は使えないような…?

 

つまりどこかのハウスメーカーで地盤調査をしてもらったとしても、そのデータが他で使えるかというと少し厳しいという現実があります。

 

結局、おうちを建てるハウスメーカーに地盤調査をしてもらわないことには始まりません。

 

とりあえず地盤調査をしてみるというよりは、希望のハウスメーカーとの打ち合わせで間取りが煮詰まった段階で実施するべきです。

 

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パナソニック ホームズの地盤調査は、「スウェーデン式サウンディング試験」を採用

パナソニック ホームズに限らず、一般住宅を建てるときにおこなう地盤調査は、「スウェーデン式サウンディング試験」というやり方がほとんどです。

 

スウェーデン式サウンディング試験とは

機械で杭を地中に差し込んで、地盤の軟弱具合や土の層を確認する調査方法です。

杭を差し込むとき、杭の根元に「重り(最大100kg分)」を足していき、グリグリ回転させながら硬い地盤まで到達させ、その時の数値を測定します。

 

素人には見ていてもさっぱりなんですが、1つ言えることは、柔らかい地盤だと杭がズブズブと地中の奥深くまで刺さってしまうようです。

 

ココに注意

地盤調査見学中に営業マンと話していたら、「地中18mまで杭が刺さってしまったことがあり、地盤改良に300万円かかった土地もある!」と聞きました。

柔らかい地盤の土地だと、硬い地盤のところまで支柱を差し込んで支えるようになるので、深ければ深いほど費用が増します。

 

地盤調査の地点は5箇所。杭を刺す位置は、「建物の4角と中心」の部分

NO1〜NO5とありますが、全部で5箇所でスウェーデン式サウンディング試験を実施しています。

この時点では、まだ間取りは最終決定ではありませんでしたが、だいたい予定している建物の位置で地盤調査を行なっています。

 

同じ敷地内でも、軟らかい部分が混在している可能性があるので、ある程度建物の位置と大きさを決めてから地盤調査するのがいちばん安心と言えます。

 

 

パナソニック ホームズからの地盤の調査結果の様子。「換算N値」を見てみよう

「換算N値」というのは、上の写真のいちばん右側に出ています。

 

  • 砂質土の場合→5以下だと軟弱
  • 粘性土の場合→3以下だと軟弱

 

わが家の場合、砂質土なので5以下でないことが確認できれば大丈夫と考えられます。

「貫入不可」というポイントが出てきているので、ここで硬い地盤に到達したと言えます。

 

もし軟弱な地盤だと、この表がはるか下まで続きます…。

 

ポイント

うちの場合、NO2の汚水マス近くだけ3mまで刺さりました。他の4地点は2m未満だったので、地盤は良好ということで改良なしです。

 

 

地盤調査は建物のおおまかな位置と規模が決まってからでないと意味がない。心配なら多めの予算見積もりで対応を

基礎のうち方、建物の構造と大きさ、建てる位置によって、地盤調査する位置は変わってきます。

1m前後移動する分には問題ありませんが、建物の規模が大幅に変わったりする場合には、再度地盤調査をしないと意味がない可能性が出てきます。

 

わが家のように、地域的にも、土地全体的にも硬めの地盤ならさほど気にする必要はありませんが、

 

  • 以前、沼地だった(湖などの近く)
  • 田んぼだった
  • 比較的、地盤が弱いとされている地域

 

などの場合には、「地盤改良費用はかかるもの」として、予算見積もりに入れておく必要があります。

 

もちろん契約前に無料で地盤調査をお願いすることも場合によってはできますが、建物の位置や大きさ、構造などによって結果が変わってくることだけは頭に入れておきましょう。

 

地盤改良費は、絶対にケチってはいけません。

 

▼パナソニック ホームズは布基礎でした

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