注文住宅を建てる場合は、間取りを自由に決めてコンセントの配置も自由に決めることができますよね。
ちなみに通常の標準仕様だと、2口コンセントの中央部分が床から25cmに設定されます。
高さカスタマイズの例
画像出典:Panasonic「早めに始めよう、配線計画のすすめ」
さらに、床から25cmの高さのコンセントだと家具で隠れてしまうという問題もあります。
高さを考えるポイント
- 掃除機用など抜き差しが頻繁なコンセントは、高め(40cm以上)を検討する
- 棚の上で使う場合(充電やプリンタなど)は、棚の高さに合わせて現場調整をお願いする
- テレビはテレビ台に置くのか、壁掛けにするのかで最適な高さが変わる(→壁掛けテレビについてはこちらをCheck)
- 家具・家電をおく場所が決まっている場合は、コンセントの高さも合わせる
- 寝室などベッドぎわでスマホ充電をするなら、背面ボードに隠れない位置に調整
- ダイニングテーブルや書斎のコンセントは机より上に設置すると便利
↑こんなことをポイントに、コンセントの高さを考える必要があります。
ただし、コンセントの高さを変える場合は、悪目立ちする可能性があります。後悔しないようによく考えましょう。
この記事では、我が家が新築注文住宅の計画時に、コンセントの高さをあえて指定した部分について成功例と失敗例をふまえてまとめます。
【◎成功例】洗濯機のある脱衣室は、コンセントの高さ90cmに指定〜家具に隠れず、立ったまま抜き差しできて◎
洗濯機用のコンセントの高さも合わせて90cmにしてもらいましたが、11kgのドラム式洗濯機でもちょうど良い位置でした。
洗濯機用コンセントの一般的な高さは、105cm〜110cmになります。
我が家の場合だと、写真左側の取水口の高さにそろえてもOKですね。
▼実際に家具を置いた様子はこちら
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【◎成功例】備え付けのスタディーカウンターのコンセントは、卓上に設置して使いやすい高さ80cmに
我が家には、キッチン前のスペースにスタディーカウンターをもうけました。
大人2人が座ってもOKなぐらいの幅があります。カウンターの高さは70cmにしたので、コンセントの高さは80cmです。
左右両方につけてもよかったのですが、真ん中で1つ共有できれば十分かと思い、カウンターの中央にコンセントを設置しました。
【成功例】自前の作業用テーブルに合うコンセントは無難に90cmに指定〜模様替えにも対応
旧宅から持ち込んだ作業用テーブルに合うよう、家事ラクスペースのコンセントの高さも指定しています。
家事ラクスペースは、住んでみるまで家具の配置が決まらなかったので、90cmにしてもらいました。
【◎成功例】階段ホールに設置した無印良品のスタッキングシェルフに合わせたコンセントの高さ90cm
階段ホールには、無印良品のスタッキングシェルフ(2×3)を設置したいと決めていました。
スタッキングシェルフの2段の高さは約82cmです。こちらも90cmに指定して取り付けてもらいました。
▼スタッキングシェルフはカスタマイズしやすいので、子供の成長に合わせて身支度コーナーとして使っています
【成功例】寝室の枕元のコンセントの高さを90cmに指定〜将来ベッドを購入しても絶対に隠れない高さ
今では、ベッド自体にコンセントがついている商品も多いですが、そうでないシンプルなベッドを購入したときにも対応できるようあえて高い位置にコンセントをつけてもらいました。
現在は布団で寝ているので、長いコードの充電器を使ってスマホの充電をしています。
ちなみに寝室のテレビは壁掛けにしており、窓とクローゼットの位置で必然とベッドの位置は決まるので、場所はバッチリですよ。
【×失敗例】リビングテレビ下のコンセントをテレビ台を購入した時を想定して30cmに設定〜結局買わずに悪目立ちポイントに
向かって左側のコンセントは10cm、右側は30cmに指定したところ、見事に悪目立ちしてしまっています。
コンセントの高さを標準25cmからずらす場合は、慎重に考えないと変に目立ってしまうのがデメリットですね。
【△失敗例】リビングクローゼットのコンセントを標準25cmに設置〜棚板の位置やコンセントの高さをもう少し考えるべきだった
クローゼット収納の中にもコンセントがあると便利です。
でも、コンセントの用途によっては、高さや棚板の位置をよく考えないと、うまく使えずに後悔ポイントになりかねないので注意が必要です。
ハンディタイプならOK
我が家では、スティック型掃除機は脱衣室に収納しているので、今のところ不便はありませんが、棚板の上の方にもコンセントがあってもよかったなぁと思っています。
新築のコンセント計画での「高さ」についてのまとめ
- 標準は25cm(何も指定しない場合はこの高さ)
- かがむ負担を減らしたいのであれば、90cm前後の腰高の高さを推奨
- 家具や家電を置く予定の場合は、家具家電で隠れない高さを指定
- ただし、コンセントプレートをずらした場合、使わなかったときに目立つので注意
- クローゼット内に設置する場合は、棚板の位置や高さもよく考えよう
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