新築の注文住宅を建てるなら、お風呂も自由に決められますよね。
わが家はパナソニック製ユニットバス「オフローラ」を採用しており、1坪タイプのごく普通な浴室仕様にしてあります。
標準はだいたい折戸、オプションで引き戸や開き戸にすることもできるけど、どれがいいのかしら?
わが家のオフローラでは、標準仕様の折戸にしてあります。
一般的に折戸のイメージはというと、
- お掃除がしづらそう
- 賃貸っぽい
- 子供が開閉しづらそう
というマイナスイメージがあります。
特に扉が折れる分、お掃除がしにくそうという点はみんな引っかかるところではないでしょうか。
お掃除のしにくさも感じませんし、省スペースで使いやすく、子供も普通に開け閉めできています。
ちなみに新築前に住んでいた賃貸では、開き戸でした。実家も開き戸です。
開き戸は扉が大きい分、開けるときに洗い場がかなり狭くなり、出入りが大変でした…。だから開き戸には絶対にしないと決めていました。
欲を言えば引き戸がいいなと思っていましたが、オプション料金がいちばん高いのと、スイッチ類の配置が難しくなる点でやめました。
この記事では、お風呂の入り口のドアの形状についてまとめます。
お風呂のドアを折戸にするメリットとデメリット
折戸のメリット
- 費用アップせずに標準でつけられる(コストが抑えられる)
- 開けたときに省スペースで済む(奥行は開き戸の半分)
- 引き戸と違って、引き込み用の部分が必要ないので、脱衣室の壁を有効活用できる
折戸のデメリット
- 構造によっては手を挟みやすい可能性がある
- 折れる部分が掃除がしにくい
- 賃貸っぽい(見た目の問題)
ちなみに、オフローラに関して言えば、折戸のデメリットは全然気になりません。
開閉はスムーズで子供でも開け閉めできますし、折れる部分もスキマが少なく機能的です。
戸が折れている時の様子
わが家の場合、折戸を開けてたたんだときは壁側にくるので、動線を邪魔することなく、洗い場に人がいても当たることもありません。
お風呂のドアを引き戸にするメリットとデメリット
引き戸のメリット
- ドアを開け閉めする際に、お風呂の洗い場スペースにまったく影響がない
- 開閉がスムーズ
- 入口がいちばん広く取れる。出入りがスムーズにできる
- スペースに合わせて、「1枚引き戸」「2枚引き戸」などが選べる
引き戸は、例えばお風呂で倒れてしまったりなどの非常時に出入りができる点で優秀とされています。
2枚引き戸などを選べば開口が広くなるので、高齢者がいる家庭でのリフォームに引き戸は最適とも言えます。
引き戸のデメリット
- ドアを引き込むスペースが必要になる(その部分の壁にはリモコンスイッチなどが配置できない)
- 引き込みのレールにホコリがたまりやすい
- ドア開けっぱなしにすると、ドアの水滴が蒸発しにくい
- 追加料金が発生する
パナソニック製オフローラの場合で、引き戸に変更すると定価で9万円〜のオプションが発生します。
引き戸の最大のデメリットは、戸袋が必要な点です。
わが家の場合、お風呂のドアの横にスイッチ類を配置しており、引き戸にしてしまうとこの辺のスイッチが配置できません。
ドアの右側のスイッチ
ドアの左側は脱衣室の入り口の引き戸の戸袋なので、スイッチ類を配置することはできません。
また戸袋のレールにホコリが溜まりやすくなりますが、だいたい棚や洗濯機が置かれる場所になってしまうので、掃除がしにくいのが難点です。
お風呂のドアを開き戸(スイングドア)にするメリットとデメリット
開き戸のメリット
- 引き戸と違って、壁を有効活用できる
- 見た目がスッキリしている
- スタイリッシュな透明タイプのガラス素材を選べる(パナソニックの場合)
- 掃除がしやすい
よく住宅展示場にあるお風呂には、ガラス製の開き戸が採用されていたりしますよね。とてもかっこいいです。
ただ、冒頭でも書いたとおり、開閉に場所が必要になります。水滴が垂れる関係で、必ず浴室側に押すようになるので、洗い場のスペースがうまく使えません。
開き戸のデメリット
- ドア開閉時に場所をとる
- 洗い場に障害物があると、ドアが全開しない可能性がある
- 追加料金が発生する(引き戸よりは安く済む)
パナソニック製オフローラの場合で、開き戸にすると定価で5万円〜のオプション料金が発生します。
費用面で考えると、
といった順番で価格アップしていきます。(標準的な仕様の場合)
お値段、使いやすさ、掃除のしやすさ、空間の使い方がいちばん平均が取れているのが折戸だと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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