新築計画も終盤にさしかかり、そろそろ疲れたところで「コンセントの配置」を考える作業が出てきます。
新築でコンセントの位置を失敗して、タコ足配線になるのは避けたいところ。
わが家はパナソニック ホームズでおうちを建てますが、契約時に盛り込んであったコンセントは以下のとおりです。
- 1部屋につき、2口コンセントが3つ(1箇所 1,800円)
- 1部屋につき、3口コンセント付きテレビ用マルチメディアコンセントが1つ(1箇所 11,000円)
- コンセントの位置の標準は床から25cm
- 冷蔵庫や洗濯機には専用の「アースターミナル付きコンセント」(1箇所 6,900円)
普通に考えて、6〜8畳の部屋に3つの2口コンセントがあれば十分なように思います。
前に住んでいた賃貸は、6畳にコンセント3つほど配置してありましたが、電源タップと延長コードをかなり多用していました。つまり足りていない。
コンセントの配置を決めるのには、
- どの部屋で
- どんな家電を
- どんなスタイルで
- どの頻度で使うのか
ということをじっくり考えないと失敗します。
意外と「コンセントの配置に失敗した」という体験談が多いので、失敗しないために考えるべきことをまとめます。
ココに注意
わが家には全館空調「エアロハス」が入るので、エアコンのコンセントについてはこの記事で触れていません。
エアコン設置予定の場合は、風向きも考えて配置を忘れずに!
まずは、新築住宅で使うであろう家電製品をピックアップしてみよう
想定される家電をピックアップしています。
リビング・ダイニング周辺で必要なコンセントと家電
- スマホ・デジカメなどの充電
- 固定電話
- パソコン
- プリンタ
- テレビ・ケーブルTV・DVD・HDD・ゲーム機
- オーディオ
- 加湿器・空気清浄機
- 電子ピアノ
- 掃除機の充電(ダイソン・ルンバ等)
- 卓上コンロやたこ焼き機用
- 扇風機、暖房機などの季節家電
- インターネット接続関連用
- ウォーターサーバー
- スタンド型間接照明
テレビ周辺のコンセントは多いことに越したことはないと言われています。
今はテレビだけでも、将来子どもが大きくなってゲームをしたり、周辺機器を買い足したりすると、すぐに足りなくなります。
▼テレビを壁掛けにするかも考えたいところですね。
わが家はダイニングテーブルに近い壁がなかったので、床付のピックアップコンセントを配置しました。
▼これはホントに付けといてよかった!
キッチン周辺で必要なコンセントと家電
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- 電子レンジ
- オーブントースター
- ミキサー・フードプロセッサー・ジューサー
- ホームベーカリー
- コーヒーメーカー
- 電動コーヒーミル
- ヨーグルトメーカー
- 電気ケトル
- 電気圧力鍋(ヘルシオホットクックなど)
- 生ごみ処理機
最近は調理家電が進化しており、これからもどんどんと増えていく可能性があります。
- カウンターに据え置きするのか
- カップボードの家電収納に入れるのか
- 普段はしまって置いて、たまに使うのか
こんなことも考えながらコンセントを配置する必要があります。
水回りの家電(冷蔵庫・電子レンジ・生ごみ処理機)には、アース付きのコンセントを設置しておく必要があります。
これらを設置する場合は、事前に場所もしっかり決めましょう。
こちらは主にスティック型ブレンダーを使うときに使用します。
クローゼット収納・ウォークインスペースで必要なコンセントと家電
- ロボット掃除機の充電用
- コードレス掃除機の充電
- カメラなどの充電
- インターネット接続機器用
- プリンタ用
- ひげそりなどの充電用
- スチームアイロン
扉が閉まるので、電子機器の待機場所としては最適なのがクローゼットです。
プリンタは、普通の家庭では1年に1回年賀状の季節ぐらいしか使わないことを考えれば、クローゼットに入れておいて使えば十分ですよね。
▼我が家のインターネット接続用のモデムやWi-Fiルーターなどは「情報分電盤」に集約されています
▼ロボット掃除機を検討しているなら間取りは重要ですよ
洗面室・家事スペース・部屋干しスペースで必要なコンセントと家電
- 洗濯機・乾燥機
- アイロン
- サーキュレーター
- 除湿機
- ドライヤー・ヘアアイロン
- シェーバー
- 美容関連の家電
わが家の洗面台は、脱衣室から独立しています。
洗面台にはコンセントが付きますので、主にドライヤーやヘアアイロンを使います。
男性用のひげそりの充電場所は意外に重要で、子どもが小さいとコードが引っ張られてゴミが散らかるという惨事が起こるので、手の届きにくいところに確保したいところ。
玄関周辺で使うコンセント
- 水槽やクリスマスツリーなどの装飾品
- 加湿器用
- 電話など
- 玄関の外で使う家電の電源として
- 掃除機用
- 電動自転車の充電用
玄関は外につながる動線上なので、外に近い家電を使う際に便利です。
もちろん外壁側にもコンセントをつけると思いますが、電動自転車などを持っている場合は家の中で充電できれば盗難の心配もありませんね。
寝室や子ども部屋などで使うコンセント
- テレビ用
- スマホの充電用
- パソコン用
- 掃除機用
- 加湿器・空気清浄機
- 扇風機などの季節家電
- ベッドサイドなどの間接照明
難しいのは子ども部屋ですね。
テレビのコンセントがあると、将来テレビを欲しがる要因になりそうなので、わが家ではつけないことに。
また、コンセントの位置もまだ子どもたちの生活スタイルがわからないので、無難に1部屋3つで落ち着きました。
子ども部屋だけは、足りなければ安価な電源タップで対応してもらいます。
コンセントの標準の高さは床から25cm。使う家電や置く場所によって高さをカスタマイすることも忘れずに
▲収納ケースでコンセントが隠れてしまうといけないので、高さ90cmに設定してもらいました。
コンセントの数と位置を決めつつ考えなければいけないのが、「コンセントの高さ」のこと。
床から25cmの高さのコンセントだと家具で隠れやすいというデメリットも忘れてはいけませんね。
ただし、コンセントの高さを変える場合は、悪目立ちする可能性があります。後悔しないようによく考えましょう。
コンセントの形状もよく確認しよう。デジタルデバイスの充電には、スリムなコンセントが向いている場合も
パソコンやiPadの電源に使おうと思ってつけたコンセントです。
よくカフェについているような、スリムなタイプのコンセントなどを選んだり、USB直差しができるタイプを選んだりすると解決しますよ。
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住んでからのコンセント増設工事は高額になるので注意!場所によっては配線不可の場合もあるのでケチらずにつけよう
コンセントの失敗談で多いのは、その位置と数。
位置については、家具を置いたらコンセントが隠れてしまった!という失敗が圧倒的多数です。
うちはパナソニック ホームズでおうちを建てましたが、2口コンセント1つのお値段は1,800円でした。
住んでからコンセントの増設工事をすると、1カ所につき1万円以上かかることが想定されます。さらに近くに配線が来ていないなどの場所だと、もっと高額or工事を断られてしまうこともあります。
コンセントは、あとで増設すると非常にお高い出費になるので、新築のうちに心置きなく配置しておきましょう。
▼我が家で実際に使っておすすめの家電はこちら
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