わが家はパナソニックホームズでおうちを建てました。
熱源はオール電化で、屋根にはソーラーパネルを6kWhほど載せています。
太陽光発電を売電するときには、
- 全量買取(10kWh以上の容量がある:固定買取期間20年)
- 余剰買取(10kWh未満:固定買取期間10年)
の2種類に大きく分かれます。
一見、全量買取なら20年間も固定金額で買取してくれるし、ソーラーパネルって載せれば載せるほどおトクなのでは?と思うかもしれませんが、そんなこともありません。
それでも、2018年、2019年あたりまでに太陽光発電が開始したならまだいいのですが、2020年以降はどうも市場取引が導入されることが検討され始めています。
市場取引価格ということは、需給関係に左右されるので、
太陽光発電で売りたい人 > 電力を買いたい人
という関係になってきた場合、売電単価がぐんぐん下がっていくことも否定できません。
ココに注意
我が家のようにすでに売電が始まっている場合は、固定買取期間満了まで単価は固定になります。なので、とりあえず10年間は安心ですね。
ただし、10年後の制度はどうなってるかわかりませんよ…。
太陽光問題を理解するポイント〜電気料金で請求されてる「再エネ賦課金」とは? なんだか知ってる?
太陽光発電の固定買取制度が終了する背景には、再エネ賦課金の負担が増えすぎてる点も大きいと思います。
再エネ賦課金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金の略です。
再エネ賦課金は、電力の契約があれば必ず請求されています。そして年々、費用負担がアップしています。
再生可能エネルギーって、風力とか地熱とかもあるんですけど、ほとんどが太陽光発電ですよね。
ポイント
つまり、いろんなところで太陽光発電されてるけど、電力の買取にはコストがかかる…。でも発電してくれた電力はみんなで使うんだし、みんなで負担してね!
…というのが、再エネ賦課金です。
再エネ賦課金が厄介なのは、使用電力量が多いと賦課金も高くなる
再エネ賦課金の計算式は、
賦課金単価(円/kWh)×1ヶ月の使用料(kWh)
で算出されます。
東京電力によると、2019年5月〜の再エネ賦課金の単価は、2.95円になっています。
そう、新築のわが家の初めての冬なんて、再エネ賦課金4000円超えましたからね。
▼我が家の電気代の推移です(再エネ賦課金の金額も記載してあります)
これからの太陽光発電は、自家消費が基本の時代へ〜蓄電池や電気自動車の導入が重要
太陽光の固定買取制度が始まってから、作物畑をソーラーパネル畑にする人がたくさん出てきましたよね。
中国や韓国の企業が、日本の山を切り開いて大規模ソーラー発電を始めたり…。
各家庭でも、新築するなら太陽光パネルはセットで考えるおうちはどっと増えましたし…。
一般家庭の一戸建ての屋根に10kWh以上の大容量のソーラーパネルを載せることだって、珍しくありません。
でもそれは、「10年間、固定の単価で買取を保証してくれる制度があって、費用回収ができる上に利益まで出る!」という安心感があったからこそです。
ということで、太陽光発電は自家消費にシフトしていく方向になっているわけです。
近い将来、太陽光と蓄電池はセットで導入しないと損な時代になる
各家庭でソーラーパネルを設置するのであれば、とにかく使うことでしか元が取れない時代がくるかもしれません。
ただし、それは理論上の話であって、実際にやろうとすると蓄電池の値段が高すぎて難しいと思います。
▼我が家はパナソニックホームズの強みで50万円で蓄電池を導入できました
現在、蓄電池は高価で性能もあと一歩…10年後の将来のためにEVコンセントの設置も検討していくべき
蓄電池は高いので無理…ということであれば、電気自動車用のEVコンセントの設置も検討してみるといいと思います。
単純に車が蓄電池がわりになるので、電力の自家消費の足しにはなるはずです。
新築住宅にソーラーパネルと蓄電池の設置をして条件を満たせば、補助金がもらえる可能性もあるのでうまく利用しよう
我が家は太陽光パネルと蓄電池の導入費用で約250万円かかりましたが、国と市町村からの補助金で100万円ほどまかなうことができました。
補助金の制度は毎年変わるので、必ず営業マンに確認してくださいね。
ココに注意
ZEHは抽選だったりするので、かならずもらえるとは限りません。
また住んでいる市町村によっても、補助金の有無や内容が変わるので、よく確認してくださいね。
コメント